林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

クリスマス雑談。

サンタ狩りに終止符を。サンタクロースは不死身ではありません。毎年、非リア充によるサンタ狩りで、善良なボランティア・サンタが負傷し、ロイズのサンタ負傷保険も保険料が上がり、サンタのプレゼント購入業務に支障が出ています。昨年は、1万1125人のサンタが負傷しました。

サンタクロースは寿命が300歳ですが、120歳までは見習いサンタです。マッハ3の飛行能力が発揮できるサンタクロースは、150歳〜180歳までの壮年サンタだけです。

現在、サンタクロースは3万人確保しておりますが、サンタクロースが一人しかいないという俗説と北米空軍基地によるサンタクロース追跡という税金の無駄遣いにも、子供たちの夢を壊すことがないように、「ステルス機能」を外したサンタクロースをわざわざ投入しています。

世間のサンタ狩りの風潮に、ミカエル天使長からは「キリスト教由来ではないクリスマスの廃止」が提案されており、武道派のケルビム天使からは、「ノアの洪水やスカイツリーバベルの塔ゴジラ上陸のようにぶち壊してはどうか?」という提案もあがっています。

こうした人間厳罰派の西洋神界の意見に対し、オブザーバーの弥勒菩薩の日本の寺は「寺でクリスマスイルミネーションやってるけどな」という自虐ネタに、「神仏は人間に対して、寛容であろう」といういつもの結論で、第1785回サンタクロース運営委員会サンタ狩り分科会が終了いたしました。

なお、オブザーバーのガブリエル天使とムハンマドから、「人間のイベントに天人が干渉すべきではないが、人間の現在の世界情勢を鑑みるに不用意にイスラム原理主義者を挑発するキリスト教由来とみなされる商業イベントの拡大は自粛した方が安全ではないのか?」という意見書が提出されました。

日本からは、天照大御神の代理出席の大国主、少名彦から、「ノーベル賞晩餐会でも日本酒の福寿が使われており、発泡酒も誕生しているので、スパークリングワインにこだわらず、日本酒の消費拡大にご理解頂きたい」という意見に対し、東南アジア担当薬師如来から、「タイ米での、日本酒生産の技術者提供をお願いしたい」というご意見があり、「技術移転、経済振興部会」で審議されることになりました。

また、ヒンズー教のブラーフマンから「会議が冗長すぎ、会議のための会議が増えすぎており、人間救済業務に支障が出ている。そもそも参加者全員がテレパシーで会話できるのに、わざわざ会議に集まる必要があるのか?集まるにしても、10年に1回、100年に1回ではダメなのか?日本は神無月に神々が会議するというが人間がテレビ会議をやるご時世に神々が集まる必要があるのか?」というご意見がありました。