林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

オウム真理教、雨ですね。o(^-^)o

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

雨ですね。ゴールデンウィーク中は、普通郵便の配送がとまります。今年のゴールデンウィークは5月3日〜6日の4日間、普通郵便の配送が止まりました。

実は、普通郵便の配送の連続停止4日間というのは、近年初なのです。

従来、普通郵便は、連続して3日間の祝日や日曜日が続く場合、配達日を設け、連続して2日以上、配達が止まらないようにしていたのです。その制度か数年前に廃止され、昨年のゴールデンウィークは3日連続で普通郵便の配達が停止されました。

そして今年は祝日と日曜日が被るので、4日間、連続して普通郵便の配達が停止されたのです。

それはさておき、オウム真理教について、複数の学者が研究しています。で、麻原教祖がグノーシスの影響を受けたとか神智学の影響を受けたとか書かれています。

ただ、私は、学者がいう説は信じていません。

例えば、麻原教祖はエーテル体という概念を講義や本で使っています。エーテル体の概念は、ルドルフ・シュタイナーの4大主著である神智学等にも記述があります。

日本ではシュタイナー教育で有名なシュタイナーですが、シュタイナー教育の全人格的教育は霊能力を前提にした教育法です。また、シュタイナーの主張も霊能関係、幽体離脱等の本の方が欧米では有名です。

というより、1冊、自由哲学の本を出版した後に霊能開発に目覚めたため、シュタイナーの大半の著作物は霊能力が人間に存在することを前提に書かれているのです。

ただ、ドイツやオーストリア等の大陸系の人達が神智学を発達させたので、シュタイナーの著作もかなり難解です。正直、私が読んでも、何を言っているのかよくわかりません。最近、やっとシュタイナーの考える霊界理論が漫然とわかってきました。

日本の宗教研究は、東大がメインです。そうすると、最低でも東大文3に入れる頭の人達の知的水準で、高卒の麻原教祖を分析しているのです。

つまり、学者が頭が良すぎるので、麻原教祖のことも、自分たちの基準で考えている節があるのです。

麻原教祖の本や講義録を読みましたが、独学でヨガや神智学や中沢新一の本を読んで理論構築したとは思えないのです。

阿含宗桐山靖雄氏とGLAの高橋信次氏、あとは学研のオカルト雑誌ムーやトワイライトゾーンで、神智学の知識を身につけたと思うんですよね…。

麻原教祖は、代々木予備校に数回通い、東大受験に失敗しています。

ルドルフ・シュタイナーの本を読んで、自力でエーテル体等の理論を理解できる読解力があったら、東大は無理でも、麻原教祖の地元の熊本大学やマーチぐらいは受かると思うんですよね…。

まだ、東大文1に一浪か二浪して入った大川隆法氏が、ルドルフ・シュタイナー等を元ネタにしたり、中沢新一等を元ネタにしたなら、驚きませんが、大学入試すら突破できなかった麻原教祖が、宗教研究をまともにやる読解力があるとは思えません。(幹部は読んでると思いますが)

また、まともに宗教研究をやる知力があれば、地下鉄にサリンをまいたりしないと思うんですよね…。

さらに、宗教研究は時間がかかります。週に一冊、生長の家の生命の実相を読んだとしても、20冊ある生命の実相を読破するのに半年は必要です。実際には、生命の実相の全巻読破だけでも1年かかるはずです。

大本教霊界物語80数巻は、読破するのに数年は必要です。まともな学者が、霊界物語研究をやらないのは、読むだけで数年かかる分量があるからです。

おそらく、大本系の新興宗教の教祖でも、霊界物語を読破している人は少ないと思うのです。

大半の新興宗教は、20代、30代、40代で立教されています。つまり、10年、20年もかけて真面目に宗教研究して、新興宗教を作る人は皆無なのです。

というより、大本教も難解な教えと膨大な経典があるため、信者は少ないのです。大本分派の生長の家世界救世教、その分派の真光、真光分派の宗教の方がはるかに信者が多いのです。

難解な宗教からは、大量の教祖が誕生しますが、信者は少ないのです。

仏教やキリスト教も、教祖が死んでから、弟子達が簡易化した教えを広めてから、信者が増えたのです。

オウム真理教が、学者が主張するような深い思想的バックボーンがある宗教なら、サリンもまかなかったし、信者も増えなかったと思うのです。

学研のオカルト本やトワイライトゾーン、中岡俊哉のような通俗的な心霊本と阿含宗とGLAの本を数冊読んで作っただけだと思いますよ。

学者が考えている思想的バックボーンの本を読んで、20代後半でオウム真理教を設立するのは、時間的に不可能なんですよ。

林雄介with,you。