いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)
私の本を読む速度、読書速度は、皆さんより遅いと思いますよ。
日曜日に図書館で本を借りてきましたが、偶然、生理的に苦手な学者の方の本を見つけました。借りたくないので、５分〜１０分で、一応、全ページ読んできました。
ただ、このやり方は、弊害があって、一昨年かその前か忘れましたが、大量の本を超速読で読もうとして、かなり分厚い専門書の類いを読みましたが、自律神経失調症になって、病院に通うことになったんですよ。
当時のblogに書きましたが…。
農林水産省でも、一応、全ての書類に目を通しましたが、目も身体も精神もダメージを受けるのです。
おそらく、アドレナリンが大量分泌され、一時的には、ものすごいスピードで大量の仕事ができますが、あとで反動が必ずきます。
私に縁を切られた政治家は、全員、なんか勘違いしていましてね、「確かに集中すれば、マニフェストは１日で書けます。他人の本でも１週間で書きますよ。」しかし、あとで反動が来るから、同じ速度で、同じ量の文章は書けないんですよ。
本も、何を読むか、精査して、無駄な本は一切読まずに、必要があると感じた本だけを、数日かけて読むのです。
何回か書いたように、速読しなきゃいけない本は、読む必要がないと思うので読みません。仕事で必要であれば、段ボール一箱の資料を毎日、よめますが、そこまで重要な資料はないと思うので、読みません。
皆さんは、仕事で一時的に、大量の資料を処理しなきゃいけないこともあると思うので、テクニックとして速読を使えた方がいいとは思いますが、基本は精読です。
速読は、科学的に不可能と言われています。実際に不可能だと私も思います。
「自分が理解できている内容より下」の文章しか速読はできないんですよ。精読ではないので、７割ぐらいしか理解できません。大量のアドレナリンが出ているので、１冊、２冊なら、１分で１００ページ読んでも、頭に入りますよ。しかし、１０冊、２０冊も毎日やったら、自律神経失調症になりますよ。
数年前に、数百冊の本で実験して、病院に通うことになり、数ヵ月間、のんびり生活することになったので、結局、トータルにすると、読める量は決まっているんですよ。
勉強でも、短期集中でやれますが、永続的ではないんですよ。
小説でも、近代文学全集の類いは読んでいますが、ベストセラーの類いは読んだことはありません。
今、ベストセラーになっても、１０年後、１００年後、残るかわからないですよね？。今の流行調査という明確な目的があれば読みますが…。
専門書は、権威がある順番に読みます。いい本か悪い本か、わからないから、司法試験なら司法試験委員、公務員なら公務員試験委員、専門書なら学会のドン。
宗教研究でも、最初は５００ページあるカトリックの公式見解が書いてある解釈書があるんですね。それを最初に読みました。
仏教なら、僧侶養成過程の教科書、神主なら神主養成過程の教科書を調べて、教科書を集めて、僧侶に教えている教科書を読む。あとは開祖の本。
最初は、公式教科書を読んで、それからオリジナルな本にいく。
一番分厚くて難しい専門書を読めば、他の本は、その本より簡単だから、楽に読めますよ。
最初は大変ですよ。しかし、一番分厚くて、一番難しい専門書から読んでいけば、読解力がつきますから、だんだん本を読むのが楽になるんですよ。
一頁読むのに一時間かかる本でも毎日読めば半年から一年で読めますよ。
同じ分野の本なら、２冊目は半分の時間で読めるようになり、３冊目は、その半分の時間で読めるようになりますよ。
で、このやり方で数分野の本を読めば、別の分野の分厚くて難しい本が、一時間で１０ページくらい読めるようになるんですよ。なので、５年から１０年かければ、あらゆる分野の本が一時間で１０ページは読めるようになりますよ。
ですから、本当は、大学を卒業した時点で、この読み方をマスターしていることが望ましいのです。社会に出てからだと、仕事の合間に勉強すると、やはり、２２歳から真面目に読書をはじめても、３０歳前後でしかマスターできないから。
医者や弁護士や学者でも、他分野の本だと読めない人いますからね。高学歴の専門職ほど、意識して他分野の勉強しないと知識が入らなくなるんですよ。
で、ただでさえ仕事が忙しくて、仕事で頭を使わなきゃいけない高学歴の専門家がオールジャンルの勉強すると、ストレスがたまるから、私の本も研究もストレスの発散方法を説明して、いろいろ怪しいセルフセラピーとか、趣味を大切にとか、そういう話になるんですよ。
私のスキルアップで、一番大切なことは、「寝る時間」の確保とかいてあるでしょう？。永続的にスキルアップしようと思ったら、寝る、手抜きする、ストレスを発散しないと、途中で精神を病むんですよ。
林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。
