林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

他人の短所を引き出したら、駄目。成功するイメージ術。

ブログで、「駄目出し」をしています。警察であるとか、ブラック企業であるとか、しかし、これは、相手が公人だからやっていることです。

実生活で、「ダメだし」は面倒なのでやりません。「解決策がない相手にダメだし」すると、「短所だけ」が出てくるのです。ですから、勉強を教えたりするときにダメだしをすることもありますが、それは、「改善策」がある場合のみです。改善策を教える気があるときは、「はっきりダメだし」することもありますが、年に数回もありません。

親しければ別ですが、それ以外は放置します。そしなければ、私自身の負担が大きすぎるからです。ダメだしは、救済策とセットでフォローする必要があります。手間隙がかかるので、「嫌いな人間相手には絶対に、ダメだしをしません。」嫌いな人間相手に、おせっかいをやきたくないですしね・・・。

「馬鹿に、具体的に、どこが、どのように馬鹿か指摘することもありますが、身内扱いの人にしかやりません。馬鹿の改善は難易度が高く、10年単位で交流が続く人にしか、教えても改善できないからです。改善できないダメだしをすると、悪口にしかならないのです。」

また、本人が行き詰まり真剣に悩んでいなければ、「指摘しても改善することはありません」。

大多数の人には、「短所が出てこないように、無理やり長所をみて、あえて短所にはふれないようにしているのです。」

人の性格や欠点は、簡単にはかわりません。よほど、酷い目にあっても、2回も3回も同じ失敗を繰り返すのが人間です。

しかし、失敗が必ずしも欠点になるとは限らないのです。ゲーテは生涯、何十回も恋をし、特に若い女性相手の求愛は99%失敗しています。しかし、失恋するたびに新しい作品を生み出していったのです。若きゲーテルの悩みや多くの哲学的作品の原動力は、「実の娘より若い女性に一目ぼれし、しつこく求愛し、拒絶された時に書いた作品です。」

ピカソは、もう少し建設的で、新しい絵を描くたびに新しい愛人を作り、その絵をプレゼントし(絵が慰謝料)、分かれてまた別の愛人を作ったのです。また、ノーベル文学賞を貰ったサルトルは、ヴォーヴォワールと契約結婚をしましたが、売春宿に入り浸り、大量の愛人を作ったのです。

しかし、恋愛というのは非常に厄介です。ピカソも大芸術家、ゲーテサルトルも大芸術家として、許されはしましたが、1番のポイントは「イケメン」ではないということです。女性が本気で恋愛対象として、愛する男性が大量に愛人を作れば、生霊で潰されます。秋元康がAKBのメンバーとデートする感覚なのです。そして、もし秋元康がAKBのメンバーに手を出せば、AKBそのものが破綻するのです。クリエーターがハーレムを作って成功する絶対条件があります。「絶対に相手に手を出さず、色仕掛けに耐える忍耐力と理性があること。」これがなければ、ハーレムを作ったクリエーターは100%破滅します。小室ファミリーがよい例です。

女性相手は、非常に難易度が高く、孔子のように不細工すぎても、女性から虐げられるのです。

ゲーテのように、わざと不毛な恋愛を趣味にし、それを活用できればいいのです。しかし、太宰治のように壊滅的な生き方をすれば自分もまわりも不幸になります。

話はかわりますが、ジャニーズの喜多川さんのように、「あえてホモ疑惑」を流し、所属タレントを守るというやり方もあります。週刊誌に一定量のスキャンダルを提供しなければ、芸能プロダクションは取材してもらえないのです。また、無理やりスキャンダルをでっち上げられるのです。そうであれば、はじめから汚れ設定をしておいた方が、多くの所属タレントを守れるのです。笑てんの歌丸師匠と楽太郎のののしりあいも、「新人の楽太郎師匠に、ネタがないなら、私の悪口をネタにしなさい」と歌丸師匠がアドバイスしたのです。面倒見がいい歌丸師匠だからこそ、落語家協会の会長をやっているのです。

政界にも多くのボスがいます。例えば、小沢一郎さん、小沢さんも取り巻きには親切なのです。生活の党から、造反して民主党に逃げ当選した議員にも、「逃げて当選できるなら、生活の党から逃げなさい」と民主党に逃がしたのです。古賀誠も悪人ですが、取り巻きの面倒見はよいのです。取り巻きの敵を潰すために、相手のスキャンダルを流しまくるのです。古賀の子分の政敵のスキャンダルは、古賀さんがマスコミに流しているのです。
子分にしたら、頼れる親分なのです。

これが、小泉派や橋本派が存在せず、M派が長年続き、いまだに政界にM元首相が力を持っている理由なのです。以前、あるスポーツ大会の来賓にM首相を呼んでほしいと頼まれたことがありますが、私が頼んでも無理ですよ、しかも1ヶ月前に・・・。当然、断られましたが、M首相から、主宰者に直接、お詫びの手紙を直筆で出し、主宰者が感動したのです。そして、1年後にちゃっかり派閥の資金パーティーに大口献金をさせ、若い社員の女の子達と写真を撮り、派閥の大口スポンサーの1つにして、その後の大きなスポーツ大会には来賓として出席しているのです。

M首相は、マスコミの集中砲火にあいましたが、官僚の中の人気はダントツです。それは、「首相として責任をすべて被ったからです。」官僚のせいにしなかった最後の首相でしょうね。官僚のせいにせず被った政治家は、消えないですよ。他でも面倒見がいいから。

また、一見、悪口をいいまくりながら、あとで謝りにくる芸が細かい小心者もいます。これは、これで生き残るんですよ・・・。
「敵を作りまくって、フォローしない人が消えるのです。」

話を戻しますが、「欠点をみない。批判しない。犯罪以外は注意しない。」、無理やり長所を引き出してあげるのです。

「馬鹿のことを、馬鹿と思うと念力でより馬鹿になる。」
仕事でも、実生活でも「この人使えない」と思うと、特に念力が強烈な人が思うと、その念力でもっと使えなくなる。ですから、思わない。
1割ぐらい心配してますけど、万が一の準備だけして、9割で優秀という念を送るか、何も考えない。念力が、強烈な人が、「この人、失敗するんじゃないか?」と心配すると本当に失敗しますよ。失敗されたら謝りに行く準備だけして、「上手くいく」と無理やり楽天的な暗示を自分にかける必要があります。

想念術の一種なんですけどね、私の悪い予感は大体当たる。で、予測して、イメージするから悪い方にひっぱっちゃうんですよ。ですから、「予測した上で、イメージを無理やり強引に書きかえています。」
私と仕事をしたときだけ、上手く行く人も多いのです・・・。
「強烈に成功するというイメージに置き換えて、念じてるから。」しかし、それで調子にのって、結局、そのあと失敗するんですけどね。
それでも、私とやれば上手くいきます。しかし、わざわざ失敗する人と仕事をしたくないので、基本的には外します。

優先順位をつけると、1、優秀で、明るい子。2、明るい無能な人。3、暗くて優秀な人。4、暗くて無能な人。暗くて、優秀な人より、明るくて無能な人の方が役に立ちます。能力の部分は、私が補えますが、性格の部分は補えません。優秀で明るい人はほとんどいないから、ものすごく明るくて、前向きで発展的で、無能な人と組んで、「仕事は自分でやったらいいんですよ。」

ニートとか無職とか底辺で役に立たないのは、「ネガディブな人」。技能がなくても、知識がなくても、「とにかく幸せで、お金もないけど幸せ」という仙台しろうみたいなのがいますよ。人間福の神。お握りあげたたら、喜んでる裸の大将みたいなの。

知識がある人間でネガティブな人はね、「具体的に悪い、マイナスのイメージを描くから、失敗する。」無知な人間より、たちわるいですよ。無知だとイメージを描けないから、いいけど、知識があって後ろ向きな人は失敗するイメージを描き続けるから。

はやし。