林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

プーチンの政略とロシアの今後。

シリアのISにプーチンが大規模空爆を行い、チェチェン大統領を含む15万の地上部隊が派遣予定です。

シリアのアサド大統領から、プーチン大統領は救援要請を受け続けていたと思うんですよ。しかし、ウクライナに侵攻したばかりだから、静観していたのです。

で、ドイツのメルケルが難民を入れまくって欧州がシリア難民はヤバいという空気になってから、電撃空爆を行いました。欧州は黙認するはずです。

ロシアとフセインユーゴスラビアは似ていて、ロシアという枠組みで統治していない。ロシアという枠組みで統治すると民族紛争や宗教紛争が起こりますから、プーチン教で統治しているんですよ。毛沢東も良し悪しで、自国民1億人殺してますが、多分、毛沢東がやらなかったら内戦になっていたんですよね。中国を統治すること自体、無理な話なんです。

多民族、多文化国家は、プーチンみたいな独裁者が統治しないと統治できないし、しかし、プーチンが死んだら、ロシアは内戦で分裂しますよ。

日本が天皇制にしたのは、天皇教(日本教)に仏教でも、社会主義でもアレンジして受容できる土台にするためでしょうね。

はやし。