林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

北朝鮮情勢について。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

現在、米国の空母カールビンソンが北朝鮮に向かっています。カールビンソンは、ビンラディンの殺害時に遺体を運び、水葬した最大級空母です。

戦闘機は90機です。大国以外であれば、戦争をやれる規模です。もしも米国が日本を相手にするなら、空母は3〜4倍に増えるはずです。

ビンラディンの遺体を運んだカールビンソン。ビンラディン殺害部隊も派遣されており、先週は米国政府が金正恩氏はiPadを所有しており、「金一族の豚」、金正恩エゴサーチをやっており、北朝鮮で金一族の豚等の自身に対する悪口を閲覧できないようにフィルターをかけさせたという情報を流しました。

また、金正男氏のDNA鑑定をマレーシア政府が行っており、金正男氏の親族のDNAの提供をマレーシア政府が受けています。ビンラディン氏の殺害時には、ビンラディン氏の姉妹のDNAがビンラディン氏確認に使われています。

もしも、金正恩氏が影武者を擁立していた場合、金正男氏の子供のDNA、金正男氏のDNAから、金一族のDNAが特定できるため、影武者が金一族かどうか?まではDNA鑑定でわかります。

ビンラディン氏の遺体が本人か影武者か?の特定も複数の親族のDNAを使っています。DNA鑑定は、時間がかかるのは血痕や毛髪等のDNAを抽出するからです。複数の親族の血液を直接採取し、遺体のDNAと照会するだけなら、1時間で本人確認は可能です。

親子関係の特定と異なり、叔父と甥の場合は、親族数人のDNAを使わなければ99%の精度で本人とは言えません。逆に、マレーシア政府から金正男氏と金正男氏の遺体確認に使ったDNA情報が提供されている場合、事前にDNA鑑定の準備をしてあれば、遺体から一時間で本人確認が可能です(金正男氏の親族から、DNA提供が遅れた理由も、金正男氏のDNA情報が明らかになった場合、金正恩氏殺害のDNA鑑定に利用できるため、北朝鮮や中国が反発したからであろう)と思われます。

DNA鑑定そのものは時間はかかりません。通常の民間鑑定は機材の時間待ちです。攻撃部隊に鑑定チームはいるはずですから、本人を見つけるまで、影武者を何人も殺害するはずです。

というか、金正恩の検索用語の特定をしているので、居場所や避難所も把握しているでしょうね。

問題は、攻撃するか?ですが、トランプ大統領は「中国が北朝鮮に対する石油の禁輸を行うように要請しており、中国が北朝鮮を完全にコントロールできる場合は、攻撃はしない」。

問題は、中国が北朝鮮をコントロールできないのではないのか?ということです。

金正恩氏は、兄の金正男氏の暗殺、側近の殺害、閣僚の大量解雇を行っており、秘密警察のトップも不在の状態です。これは独裁政治の末期に、独裁者が精神的に崩壊している状態なので、すでに金正恩氏は正常な判断力がなくなっている可能性があり、米国の恫喝に対応できなくなっている可能性も高いのです。

ですから、金正恩氏が狂って日本等にミサイルを発射する危険性もあり、中国、ロシアと話し合いがつけば、米国は攻撃する可能性はあります。

ただ、中東と異なり、北朝鮮攻撃に利権がないので、攻撃したくないはずです。というより、北朝鮮を口実に日本、中国、ロシア、韓国を恫喝するのに米軍を動かせるので、「生かさず、殺さずで北朝鮮は放置」したいのが米国政府の本音だと思いますよ。

林雄介with,you。