林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

霊感商法はじめました。(*^_^*)。多宝塔売りつけてます。足裏診断はじめました。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)「宗教で得する人 損する人」(林雄介、マガジンランド)絶賛発売中。「政治と宗教のしくみがよくわかる本」(林雄介、マガジンランド)電子書籍版発売中。

多宝塔(〇一〇会)、足裏診断(法の華)、白い布とスカラ派(パナウェーブ)、核石(帝国ザ〇ン)ですが、そもそも霊感商法ギャグの元ネタもわからないでしょうね。

さて、オウム真理教事件の逃亡犯の裁判が終わり、オウム真理教による地下鉄サリン事件等の死刑囚の死刑執行の検討を法務省が開始したという報道がありました。

従来、申し上げてきたように死刑は、「人間が神の領域である人間の生死を左右する行為」であること、「冤罪で死刑執行した場合、生き返らせること」が人間には不可能であることの2点より原則反対してまいりました。

法務省警察庁、政府の実務的には、オウム真理教にまだ信者が存在するため、麻原教祖らの死刑執行により、一部信者がまたサリン等を巻く可能性がありことや、法務大臣等に対して、テロ行為を行う可能性があり、その警備費用や無差別テロの可能性を考慮すると、死刑にしない方が、お金がかからないはずなんです。同じ理由で、あさま山荘内ゲバで数十人を殺害した連合赤軍の死刑執行も実施しなかったのです。

問題は、法務省外局の公安調査庁都道府県警察にある公安警察が仲が悪く、オウム真理教のテロリスクの情報共有がどの程度できているのか?わからないということです。法務省が死刑を検討しているということは、公安調査庁オウム真理教の残党のテロの可能性が低いと判断したと考えられます。

さて、時事はさておき、本題に入ります。

私が霊感商法をはじめようと考えた時に、何がネックになるか?というと、「霊力で私的な金儲け」をやると霊力が落ちるということです。霊力というのは、私利私欲を捨てなければ基本的には出ないのです。ですから、霊能力をお金儲けに使うことはできないはずです。まともな神霊なら、霊能力がお金儲けに使われた時点で、霊力を与えなくなるのです。また、見せ物にも出来ないので、講演会などで私が不思議なことを皆さんに見せれば、「2度」とまともな神霊は守護しなくなります。見世物やお金儲けに使える霊力というのは、すべて邪霊がやるのです。

もちろん、一般的な神社やお寺で祈祷する場合は、一度、神や仏に捧げたものを、神社やお寺の維持費に使い、残りを給料として宮司や僧侶に配分するなら良いのです。問題は霊能力者がお金を受けとる場合、どうするか?なんです。

僧侶の私有財産保有は釈迦が禁止しています。カトリックも神父の私有財産保有は禁止しています。お布施で生活しても、物欲がでちゃうと、現実問題として、霊力が落ちるんですよ。

ですから、空海最澄私有財産保有していないでしょう?。教団財産としての高野山比叡山なんですよ。

ところが、除霊でも無料で霊はとれないんですよ…。浮遊霊とかならとれますが、先祖や先祖がなんかやらかして子孫を祟っている霊だと、対価を支払わないと取れないのです。

昔、2ちゃんねるのまとめblogに、サラリーマンで副業で除霊やっている人の話が書いてあって、「お礼は数万、それ以上、除霊のお礼を貰うととんでもない霊が出てくる」と書いてあったんですね。その人は、多分、本当に除霊できると思いますよ。除霊の対価は、多すぎても、少な過ぎても難しいのです。

数十万を越える除霊料というのは、本当に厄介な霊が出てきても対処できる人か、霊力が全くない詐欺師のどちらかです。

変な話ですが、例えば、私が資格予備校を作って、資格予備校の受講生だけ除霊するとか、本業に上乗せするだけなら、大丈夫なんですが、ですから、私の本を買った分だけは皆さんのも祓ってますよ。本1冊で10円分ぐらいの祈祷料は入っています。逆に、私に1万円分の祈祷をして欲しかったら、1千冊本を買う必要が出てくるのです。

霊感商法というか、お金を取っても、霊力が出るなら無料で祈祷した縁起物なんかあげません。〇一〇会や帝国ザ〇ン、法の華がドン引きするレベルで、東急ハンズで売っている数百円のパワーストーンに、林先生がエネルギーをチャージして数万円で売りつけてますよ。それをやっていたのが核石を売っていた帝国ザ〇ンですけどね。

邪霊なら霊力は、有料化しても消えませんが、邪霊に守護され、霊力を使うと死んでから、邪霊になるのです。また、霊力というのは、現実的な能力に+αで与えられるものです。

空海最澄日蓮、たくさんの偉人が正しい霊力を持っていますが、霊力があってもなくても、ダムを作ったり、人助けしたり、宗教知識はその時代でトップクラスの文化人、知識人ですよね?。

現実的な努力で、社会的に評価され、また社会のお役にたつ人間に、+αで与えられるのが、本来の正しい霊力であって、霊力があるから著名になるというのは本末転倒しているんです。

大本から分派した浅野和三郎も東大卒の英文学研究者として著名だった人物が英国の心霊研究を翻訳して日本に紹介したのです。英国はコナン・ドイル等の知識人が心霊術をやりまくっていたので、おそらくは産業革命の反動だとは思いますが、英文学研究者が心霊研究に興味を持ってしまったのは、ある意味、時代背景を考えれば、仕方がないことと言えます。

林雄介with,you。