林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

民主党は、そんなに賢くない。陰謀論を斬る。

いつもありがとうございます。林雄介です。

ネット上で、民主党が確信犯として、日本や東北を壊滅させようとしているというフリーメーソンイルミナティーやダビィンチコード並みの陰謀論が広がっています。


私の読者の皆さんはそういうバカな陰謀論に引っかからないとは思いますが、民主党を過大評価し過ぎです。

はっきり言う、「そんなに頭がよくないから場当たり的な対応が続いているだけです。人がいいけれど、ほとんど使えない人の集団が民主党です。自民党は、人が悪い分、多少、使えますが、悪巧みに多少たけているだけなのです。

むろん、無私無欲で悪人が世のため人のために知恵を出せば、社会は本当によくなります。無私無欲に生きたのが、聖徳太子楠木正成諸葛孔明上杉謙信であり、自分たちのために悪知恵を尽くしたのが蘇我馬子足利尊氏、司馬仲達、豊臣秀吉なのです。しかし、善人だけでは社会は成り立たないので、やはり悪人も必要なのです。

そして、もし、民主党のこのメンバーで日清、日露戦争を行えば間違いなく日本はロシア領になっていたでしょう。

民主党内閣が地獄だと言いますが、今は戦争中でもなく本当に恵まれています。
太平洋戦争で負けたときのメンバーも民主党内閣よりは優秀でしかし、応用がきかない官僚集団になっていたのです。


吉田茂は名宰相といいますがワガママで人間としてはやりにくい人でした。吉田茂から知恵をなくすと麻生総理になるのです。吉田茂のような人は組織から淘汰されてしまいます。吉田茂が必要とされるのは戦後の混乱期だけなのです。

社会が豊かになれば、社会経験も未熟な人間がたくさん社会のリーダーになる。戦後65年を経て社会のリーダーは社会経験が少ない学歴だけ立派な人間か世襲ばかりになって、そして国家が破綻するのです。これは、ローマ時代から繰り返し人類が実行してきたことなのです。

しかし、日本は毎回、ボロボロになったときに人材が出てきます。しかし、その人材の子孫はやはり役立たずなのです。
林雄介with,you。

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