林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

法律の是非は、裁判所が判断することです。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。元官僚の開運アドバイザーの林雄介です。蝉が鳴いています。

さて、吉本興業島田紳助さんの引退に関して、法的問題と道義的問題がごっちゃごっちゃになっています。島田紳助さんが、司会をされた「行政ができる法律相談所」の画期的な特徴は、法律家でも法律判断はわかれるという当たり前だけれど、日本人の大多数が誤解していたことを一般的に広めたことです。皆さんは大多数が公務員ですから、そういう誤解はないと思いますが、法律家によっても法解釈はわかれるのです。一つしか答えがないと思うから、トラブルんですよ。
さて、島田紳助さんは山口組の若頭補佐と親交があった旨の報道がありますが、親交そのものは道義的問題であって法で裁かれるものではありません。もし、問題があるとするなら、何らかの形で違法行為があった場合ですが、日本は司法取引を認めていません。逮捕しないから、引退ということはありえないしあってはならないことです。ですから、引退しようが引退しまいが、違法行為があればその最終判断は司法府である裁判所が行うのです。警察は行政機関ですから違法行為の認定はできません。もちろん、国民が違法行為の認定をすることもできません。

今回の引退騒動で、道義的問題と法的問題がごっちゃに議論されているようですが、法治国家である日本は立法府で決めたルールである法律に違反していれば、裁判所が判断して罰則があるのです。私は、法的問題は善悪ではないと思うんですね。いま、多数決であるルールを決めて、それに違反すればペナルティがあると。ですから、民主主義では善悪はないんですよ。善悪が絡むとしたら、国会議員を選ぶ選挙で加味するしかないでしょう?。

吉本興業島田紳助さんが引退会見で言ったように、完全に一私人として今後、活動されるのであれば、「推定無罪」の大原則が適用されますから、マスコミの過度な取材活動が違法行為になりますよ。

林雄介with,you。
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