林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大津市いじめ事件、文部科学省いじめ対策室長に前川喜平官房長(老中)就任。霞が関的には激ギレ、大津市に対するいじめに…。大津市教育委員会は切腹しても許して貰えないレベルに。

いつもありがとうございます。林雄介です。

政府は大津市いじめ事件を受け、文部科学省にいじめ対策室を設置しました。ただし、室長が官房長(事務次官候補)というシャレにならない人事です。
文部科学省は、大津市に室長派遣をしましたが、わかりやすく説明すると(中佐クラス)と書きました。官房長は軍隊でいうと少将から中将に相当します。陸軍大臣は大将がやっていた。坂の上の雲の児玉参謀長クラスです…。下手すると室長が文部科学次官に昇進しますから、霞が関的には、大津市を廃止しても許されるレベルに「怒っている」と思います…。
官房長を普通は一自治体の事件で出さないですよ。警察庁からも出向者が来ちゃったので、大津市いじめ事件より、霞が関の対応が異常です…。

次官候補が参戦しちゃうと、もう、「滋賀県の文教予算止める?」みたいな…。国が一番、嫌がるのは、「地方自治体レベルの問題が、国に飛び火すること」です。

ここまで、大津市いじめ事件が大事になるとは思わなかったので、大津市がどうなるかわからないです。戦前なら善悪抜きにして市長と教育委員会のメンバーが切腹しても許してもらえないレベルだと思います。江戸時代なら藩取り潰し、責任者は「切腹」ですむかな?。親族は島流し(赤穂浪士も親族は島流し)。

ちょっと、わからないです。霞が関でも自治体レベルの不祥事で官房長が参戦した前例がないので、普通は課長で食い止めるので。おおまかな目安です。次官(警察庁長官)、警視総監>官房長(いじめ対策室長として、大津市いじめ事件に参戦)>局長(退職して知事になる人多い)>部長、審議官(滋賀県警察本部長)>課長>室長(この前、大津市に派遣された。)

霞が関が何をしたいのかわかりません。ストレートに受け取ると、関係者に「死んで詫びろ」とプレッシャーをかけていることになるので(だから、課長以上を出さない。)いじめ対策というより、大津市に対するいじめになっています。大津市が気がついていない可能性がありますが…。

林雄介with,you。

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