林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

嘉田由紀子滋賀県知事の新党について。地方分権という錦の御旗を掲げた国賊の市長や知事。

いつもありがとうございます。林雄介です。

理想の国家運営について考えてみると、連邦制はいいけれど、諸国連合はダメ。連邦制はアメリカやドイツです。諸国連合って江戸幕府ですね。

今、地方分権を旗印に連邦が解体され江戸幕府の諸国連合に退化しているように感じます。中央集権は、まず豪族連合を解体し聖徳太子天皇制による国家体制を確立しました。これは、隋によるアジア制服計画に対抗することができました。ですから、日本は隋の侵略を回避できました。
江戸幕府から明治政府に移行したのも、欧米列強と戦うためです。
国連合は、EUも諸国連合ですから経済がボロボロです。マキャベリ時代のイタリアは連合すらなく小国乱立でした。
中央集権の弊害は改善する必要はあります。しかし、諸国連合になれば地域のエゴ、外国人参政権による在日外国人の政治への関与など、日本という国が国家ではなくなるのです。
地方分権をやって、ローマは滅亡したわけです。
意志決定機関が知事や市長にあったらダメなんです。

安全な大阪市長名古屋市長の立場で国政に関与するというのは、地域のエゴなんです。無責任なんです。国政は国会議員の仕事なのです。
つまり、首長新党は豪族の復活なんです。
この豪族による無責任な政治体制を許すレベルに日本人の知的水準やモラル、価値観が低下したと私は考えています。
聖徳太子の時代に、豪族を国家に従わせたにも関わらず、首長という無責任極まりない豪族が出てきたわけです。

国政と地方政治は別次元の仕事です。地方政治は住民の生活に密着した仕事をします。国政は、防衛や外交をやりますから地域のエゴを切り捨てる冷徹さが必要なのです。
地方分権の錦の御旗を掲げた国賊が、日本の国際社会におけるかなり低い発言力を本当に低くする危険性があるのです。
林雄介with,you。

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