いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)
今回の東京都知事選挙では、いくつかの政党や労働組合が主要候補者を支持しています。
舛添要一氏は自民党、公明党の推薦を受けています。
細川元首相は、民主党、生活の党等の支持を受けています。
宇都宮けんじ氏は、共産党や社民党の支持を受けています。
田母神俊雄氏は、石原慎太郎元都知事の支持を受けていますが政党の支持は受けていません。
さて、各政党には基礎票と呼ばれている票があります。前回の参議院選挙で自民党は１５０万票、公明党は８０万票、民主党は６０万票、共産党は８０万票を獲得しています。そこで、都知事選挙でもこの基礎票の大半が候補者に入ることになります。
舛添氏は、２００万票程度、細川さんは５０万票程度、宇都宮さんは８０万票程度は投票してもらえる可能性が高い票を持っているのです。そして、各政党は所属議員や都議会議員、区議会議員の後援会から支持した候補に投票するように後援会にお願いしてもらうのです。マスコミでは、舛添候補が有利と報道されています。なぜなら、都知事選の投票数は６５０万票程度はですから、当選可能ラインは１５０万～１６０万票です。つまり、２００万票の基礎票のうち、７割程度が舛添さんに入れば当選できる可能性が高いのです。そこで街頭演説よりも支持政党の国会議員や都議会議員、区議会議員にお願いして後援会から投票依頼をしてもらえるように活動しているのです。
こうした動きが、読者の皆さんには密室政治のように見えて、政治不信の原因になっていると思います。けれど、投票していない４００万人が別の候補に投票したら、舛添さんが組織票がどれほど多くても当選はできません。ですから、実は皆さんが政治に興味を持って投票にいけば、簡単に当選者が変わるんです。組織票があるから、無党派と呼ばれる人や投票していない４００万人に有力候補は投票して欲しくないのです。だから、スマホやネット投票のような簡単な投票方法を避けているのでしょうね。
政治家は、政治に興味がない人達が政治に興味を持つのが一番怖いのです。
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