林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

こんばんは。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

私は、私の家族や友人、また先祖についてくどくどと語ることはありません。

私の家族や先祖がいかに業績があったとしても、それは私とは全く無関係だからです。私が世襲性を嫌がる理由もそこにあります。

家族や一族の政治力やまた業績は私自身とは何の関係もないのです。

こうした基本的な話をわざわざblogに書かなければいけないのは大変愚かしく、また、悲しく情けないことです。

本来、親や祖父母、また先祖は越えるべき存在です。例えば、私は本は書いていますが、文部省の検定教科書を書いたことはありませんし、検定教科書に作品が使われたこともありません。

しかし祖父は検定教科書の著者ですし、父も大学の教科書を書いています。また、それなり以上に一族は叙勲されていますが、だから、それが私と関係があるのでしょうか?。

例えば、私の両祖母はかなりの資産家ですし、それなりの名家出身です。しかし、相続放棄で会社の経営権を手放しています。私自身は若い頃には一族の力で政界転身を考えたこともありますし、親やその友人のコネで学者になろうとしたこともあります。また、何人かの友人は世襲経営で大学そのものを持っていますから、そこそこの大学であれば客員教授になることもできます。

しかし、そうしたコネを使うことに何か意味があるのでしょうか?。

私は最初、受験の本を書き、就職やスキルアップの本を書きました。これは私自身が就職や裏口入学の斡旋をやりたくないからでもあります。

私が世に残すべきは、やり方、ノウハウです。ノウハウそのものを使えば、誰でも受験にうかる、試験や就職、そういうものがうまくいく方法を考え続けています。

私にしか使えない特殊なノウハウを残しても、何の意味があるのでしょうか?。もちろん、教育に関しては親の知的レベルや親の学歴が反映されますから、一回、負のスパイラルに入ると抜け出すのは非常に難しいのです。

私自身は、私より上の世界に行けば真ん中より下の社会が全く実感としてわからなくなります。また、私より下になると上の世界が雲の上になり上の世界がわからなくなります。両方わかる絶妙な立場、家系、人間関係に生まれているのです。

同じように、空海の叔父は親王の教育係でしたが空海自身は地方豪族出身です。親鸞上人も下級貴族出身です。菅原道真は、40才前後で地方に左遷され庶民とともに生きていくことではじめて、大政治家になる素養が生まれたのです。

究極の世襲制度は、貴族や大名制度ですが、代を重ねるごとに無能な人間が誕生します。特に叩き上げの人間は名誉が欲しくなりますから、子供を名門校に入れ、家柄のいい一族と血縁関係になりたがります。

しかし、実務能力はどんどん落ちていくのです。話は変わりますが、山ノ内和豊が内助の功で出世したかどうかは怪しい。関ヶ原の戦功で掛川6万石から土佐の大名になりますが、本当に出世と言えるのでしょうか?。
掛川は静岡、愛知、いわゆる徳川家の土地です。徳川家康が100万石から250万石に領地を増やすかわりに関東に追放されたように、掛川6万石であれば外様から譜代にシフトして老中や若年寄になることも可能だったのです。譜代にシフトするには領地を削る必要がありますが、幕府内の序列であれば土佐より掛川の方が上なのです。

また、ノブレスオブリージュ、位高ければ義務多しといいますが、公務員には当てはまりません。世襲貴族が無能になっていく中で、普段は仕事をしないかわりに戦争で最初に死んでくださいねというのが本来の趣旨です。厳しい言い方をすると、世襲で好きにやってもいいかわりに、何か不祥事があった時に悪くなくても切腹してね、的な…。

最近、大衆社会がいつ終わったのか?ギリシア民主制、ローマ大衆社会がいつ終わったのか、大衆社会が終わった理由に興味があります。

政治や会社の組織は仕組みはあまり意味がないんですよね。どんな人が集まるかの方が大事だから。

とりあえず、また書きます。

林雄介with,you。

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