林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

ゅとり世代と読者。私の本が難しいあなたへ。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

最近、私の本が難しいという声を聞きます。特に若い方からです。

私の本は、最初は技官の方々が書い支えてくれ、そして、絶版になりかけた時に、沖縄県の公務員の方々が口コミで広めてくれたのです。

あらゆる本には想定読者が存在します。例えば、魔法の経済学は大学の後輩のために書いた本で早稲田のゼミでも使われていた本です。しかし、大半は京都大学慶應義塾大学で売られたのです。
特に政治や法律の本は、技官を想定読者として書いていますから、具体的には東大や京大の技官が読むことを前提に書いています。しかし、それでは本が売れないだろうと言うことで、地方国立大学の地方上級公務員にもわかるレベルまで落としたのが、スキルアップです。そして魔法の経済学時代から、日大や法政、専修大学の優秀な学生が読んでくれているのです。

教師の読者がどれくらいおられるか知りませんが、平均読者層は都庁の上級職と優秀な国家公務員2種、優秀な地方公務員上級職の人たちです。

つまり、地方国立大学の優秀な学生とマーチと関関同立の優秀な学生が平均読者なのです。ですから、私の本は普通の本の100人から1千人分の社会的影響力があります。
さらに、公明党日本共産党の地方議員に根強い人気があります。もちろん、学問も教養も幅広い人間性も兼ね備えた最高ランクの公明党共産党の政治家です。

祈祷をするときに、望まない読者には効果が出ないようにしてありますと注意書をしているのは、公明党共産党の読者が一定数いるからです。

私の人脈は自民党や新党、民主党にはありますが、公明党共産党にはありません。しかし、読者としては公明党共産党が断トツに多いのです。つまり、世襲自民党民主党の政治家には私の本は難解すぎて理解できないのです。しかし、それでも自前で何冊も書い勉強している人たちは、いずれこの国と世界を背負う一族になるのです。
私自身には、保守や革新、また自由主義共産主義といった政治的なイデオロギーはほとんどありません。ローマ、ギリシア文明から中国文明、そして世界のあらゆる文明、文化、イデオロギーを超越した世界にいるからです。

ところで、最近、本が難しいと言われる理由がわかりました。実は、現在33才以下の世代は多かれ少なかれ、ゆとり教育を受けているのです。

本に書く内容は山川の用語集等で難易度の確認をしていますが、ゆとり教育世代の場合、教科書の難易度が低いのです。

もちろん、帝大や早慶の一般入試の難易度はかわりませんが、中堅大学の難易度は下がっているのです。そこで、カリキュラム上、義務教育で習っていない内容が私の本に出てきてしまうのです。
つまり、ゆとり教育以前の世代には一般常識として通じる内容が教科書に入っておらず大学入試でも出題されないのです。
そのため、私の難易度調整が機能しておらず、難しく感じてしまうのです。

しかし、来年の大学入試からカリキュラムが難しくなり、ゆとり教育も終了しましたから、来年以降、大学に入学し、また、5年後に社会に出てくる若者にとってはちょうどよい難しさなのです。

実はこれは非常に怖いことなのです。いわゆるゆとり教育世代の前後は、ゆとりではない世代がいます。

公務員本にしても、今の20代の人達の上司世代が愛読してきたのが、私の本です。しかし、最近の若者は私の本が難しいという、これは私が賢くなりすぎたからではなく、ゆとり教育世代には、基礎知識がないため、難し過ぎるのです。

ゆとり教育になった分、さらに簡単にしなければ大多数の人が理解できないのです。しかし、ゆとり教育は考えてみれば、チャンスが大きい世代と言えます。世代全体の学習量が少ないので、他の世代以上に勉強すれば確実に組織や社会のリーダーになれるのです。

今月は、はじめての政治がわかる法令条例入門の解説を行いますが、実は、20代の方には難しい本のはずです。ゆとり教育がはじまる前の20代の平均的な知識がなければ何を書いてあるのかわからないと思います。

これは、私がゆとり教育を忘れていたことも大きい。正確には、ゆとり教育を受けていない世代がメイン読者でしたが、ゆとり教育世代も私の読者に加わるのです。

今後は、ゆとり教育世代にあわせた難易度調整を行いますが、あと5年、10年すれば、脱ゆとり世代がメイン読者に変わるのです。その時に、難易度をあげて、ゆとり世代がついてこれるかどうか?

しかし、本当にゆとり教育には腹がたちます。左翼官僚が、日本の若者たちをめちゃくちゃにしたのです。

今年から池〇彰や勝〇和代より、簡単にわかりやすくというテーマが何回も浮かんできたのですが、「絵本や紙芝居でも書け」という意味かと悩んでいたのですが、ゆとり世代に理解できる本にするようにということでしょう。

近年、参考書も文字を少なく、文字を大きく、ページ数を減らさないと売れないと言われていますが、その背景にはゆとり教育で国語力そのものが、さらに低下したということもあるのです。
しかし、ゆとり世代は話していて、皆、性格がおおらかです。確かに、ゆとりがありハングリーではないのです。それでも、知識や読解力が他の世代に劣る分、組織の運営能力等は低いのです。これは克服しなければいけない課題です。
林雄介with,you。

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