林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

お疲れ様です。(*^_^*)公印管理。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

あまり役所で上司から教わったことってないんですが、「ご苦労様」だけ目下にいう言葉だから、絶対に使わないようにと言われましたね。

霞ヶ関のうば捨て山、法制局は不要という記事がありました。多分、書いた人は法制局の仕組みを知らないのでしょう。法制局は政治家のヨイショをできない人を飛ばすポストですが、なんで政治家のヨイショができないかといったら正論の人だからですよ。法制局は出向元省庁の法律を審査しますから、法律には詳しい人間を飛ばすポストです。もう1つは、事実上の米国の憲法裁判所に該当するのが内閣法制局です。

議院内閣制だから憲法裁判所の機能を法制局に持たせてあるんですよ。米国の最高裁判事も共和党と民主党が議会で選びますから、政治任用です。ですから、米国の憲法裁判所に該当するのが内閣法制局です。

で、最高裁も政府が推薦するから多数決で国が基本的には敗訴しないようにしてあります。過半数は政府寄りの判事にしてありますから。ですから、地裁、高裁の決定って行政裁判では無意味なんですよ、最高裁は国会の議決がいるから与党が反対したら判事になれないから、政権寄りの人間しかはじめから判事になれない制度だから。

憲法裁判所を作れという意見も無知な話で、法制局に事前審査の形で憲法裁判所の仕事をさせているんですね。

村木厚生省局長冤罪事件で、官僚経験者が冤罪会見をすぐに出せたのは、厚生省はいい加減だから、大臣印の予備を押せたんですよ(農水省は予備禁止)。あと課長印は基本的にはなくされると困るから、課長に渡していない。庶務の鍵つき机にいれてあるから、逮捕されたのは係長でしたが、誰でも課長印を押せるんですよね。

大臣印は秘書課、課長印は担当課の庶務が管理しているから本人は押していない。立案者が決済後に押すんです。天皇陛下の玉爾も押す係りが宮内庁にいますよ、総理印も同じです。

総理印や大臣印、局長印や課長印を本人に渡して紛失されたら公文書を作れちゃうから、大変なことになりますから本人に管理なんかさせないですよ。

林雄介with,you。

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