林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?「菜根譚」スタート。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

菜根譚はボリュームがありますから、孟子の解説の前に説明します。ちなみに来月は中庸と自省録です。

まず、著者の洪自誠は正体不明の人物です。儒教、仏教、道教を修めたと偉そうなことが書いてあるんですが、当時の中国のインテリは儒教(官僚になるため)、仏教(悩み解決)、道教(現世利益と寿命延ばし)のために学んでいますから、典型的な中国のインテリです。また、序文を書いている人物や交遊がある人物が全員官僚のため、洪自誠自身も官僚または途中で試験を諦めた官僚落ちのどちらかであろうと思われます。で、袁了凡の友人です。袁了凡は善書、要するに徳を積んで開運しましょうという道教の開運本を書いた官僚なので、陰しつ録の著者(高い本なので大学で読んだ)中身は薄いです。どうして徳を積むようになり開運したかという話。この手の本は中国では、大量にあった。

菜根譚も中国ではポピュラーな本ではないから、著者の記録が残らなかったんですが、日本人には珍しかったらしく普及してしまったので、洪自誠の正体はわからない。

ただ、菜根譚の中身がある程度、権力の中に入ったことがある人しか書かないであろう内容、また関係者が左遷された高級官僚が多いため、私みたいな人だとは思います。元官僚で、途中で退官して隠居して道教や仏教の研究をはじめたか、知事クラスで退官して身分を隠して本を出したかどちらかでしょう。官僚だから儒教は学んでいて当たり前。周りが左遷されまくっていますし、秀吉の朝鮮出兵(序文書いた人は明軍の司令官の1人)と明の滅亡直前、社会混乱の時期に書かれた本ですから、官僚としての出世を虚しいと感じたのでしょう。で、江戸時代の日本のインテリ、宮仕えしている組織人にウケていまだに売られていると。

エッセンスを1言で説明すると最初の1、道徳を守れば不遇な境地になる(本人や友人のこと)、権力に媚びて生きる人間は一時的に栄えるが、悪だから、いずれは滅びる。だから、不遇でもめげずに正しく生きましょうね。

逃げの本なんですよ。ですから、私は善人が悪人に勝ち、善の道を貫く方法。要するに悪人より悪に精通して、ハートは真心と思いやりで生きる道を一貫して、提言しているわけです。菜根譚みたいな生き方だと悪人に淘汰されちゃうから。

林雄介with,you。

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