林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

アベノミクスの失敗、バブル世代が官製バブルに踊らされている。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

アベノミクスは、何度も書きましたが、副作用が大きい官製バブルです。しかし、実際に株価が上がっているのです。バブル時代、社会の中心は高度経済成長時代の成長神話の信者でした。成長神話の神話が株価をバブルにしたのです。

では、現在の社会の中心はどの世代か?団塊世代の下の新人類、バブル時代に新入社員だった世代が50代になり企業の社長や役員になっているのです。バブル時代を経験しているから、どうしても株価や投資に強い期待形成が起こり、アベノミクスを支えているのです。しかし、こうしたメンタリズムは10年続くことはありません。バブル世代の次の世代は、氷河期世代です。さらに貧乏くじ世代も含まれています。10年後には、氷河期世代が社会の中心になります。その時にアベノミクスのような官製バブルを受け入れるとは思えません。氷河期世代は慎重、堅実、就活でめちゃくちゃ苦労。ですから、消費性向がバブル世代と根本的に異なり、投機ではなく貯蓄に大半の収入がまわるはずです。

現在、アベノミクスが一定以上の効果をあげているのは貯蓄性向より消費性向が高い世代が社会の中心にいるからです。リフレ政策は、貯蓄性向が高い世代が社会の中心になれば効果はなくなるのです。

愚かにも黒田日銀総裁が、賃上げを提言していますが、財務官僚の妄言でしかありません。すでに、正規雇用非正規雇用の賃金格差が広がり、また日本の企業の9割が中小企業、さらに労働者も6、7割が中小企業社員なのです。アベノミクスの恩恵は大企業の正社員しか長期的には受けられず、社会が歪な階層になるだけなのです。

経済成長が手段ではなく目的化しているのです。今後、日本の高度成長は難しいですから、戦前の全部雇用のように低成長下で、失業率を減らし、賃金格差をフラットにしなければ、中国のようなとんでもない格差社会ができあがります。アベノミクスは一時的に経済成長を支えることができても、長期的な経済政策にはなりえないのです。

林雄介with,you。

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