いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)
ＩＳＩＳがヨルダン人パイロットを焼き殺す前に鎮痛剤を与えていた（痛み感じないレベルで鎮痛剤を投与していたら動かないから嘘。）、日本に身代金を期待していなかったとか、「今さら何を的な痛い言い訳」を繰り返しています。
ヨルダンは、パイロット殺害の可能性は検討していたし、米国の軍事衛星は個人の識別が可能だから、１月に殺害されたという情報はヨルダン政府も持っていたから、だったら、リシャウイを釈放するから、パイロットの生存確認をさせろと要求したのです。織田信長方式と言うんですが、こっちから手を出したらダメなんです。相手に攻撃の口実を与えさせて焼く。石山本願寺は、和平路線だったんですが、足利義昭の信長攻撃要請と信長からの軍資金要請が巨額になりすぎたから、信長に攻撃を仕掛けたんですよ（軍資金支払いは最初は支払っていたけど、だんだん巨額にされていた。）比叡山は浅井、朝倉合戦で信長に先に攻撃を仕掛けたんですよ。
プーチン大統領やフセイン大統領も基本は同じなんです。ロシアは死刑廃止国だから、投降したら終身刑なんですが、投降しなかったら、人質ごとテロリストを殺しますからね。恐怖政治なんですが、フセインを死刑にしたらＩＳＩＳが出てきたり、ユーゴスラビアのチトー（穏和な独裁者）が死んだら内戦で国が分裂したり、初期段階には恐怖政治が必要なんですよ（穏和なマキャベリも同意見）。恐怖政治から、穏和な政治への移行が難しいんです。ギリシアはローマ時代から好き勝手にやらせていますから、権利ばっかり主張して義務を履行しないから、プラトンが民主主義なんかやらせるぐらいなら、「独裁政治の方がまだまし」と数千年前にギリシアを非難していますからね。ローマは軍役と市民権がセットだったんです。政治の失敗があったら、市民が戦争に駆り出されるから、適当に政治をできないんですよ。ローマは、軍役がない周辺国に市民権を与えてから衰退したんです。無責任な人間が増えて。
アルカイダのビン・ラディンは自前で金を出して、インテリだから考えてテロをやっていたんですが（理論派テロリスト）、ＩＳＩＳは指揮官がいないんですよ。暴徒の集まり。ヨルダン政府が壊滅空爆をやらざるを得ない口実を与えた。
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