どんな本を読むといいかといいますとね、アリストテレス。アリストテレスというのは、ギリシア時代の池上あきらなんです。
あらゆる分野に手を出して、膨大な著作がありますが、ほとんど間違ってます。しかし、アリストテレスがキリスト教神学、イスラム教神学の共通のバックボーンになっているのです。ですから、キリスト教とイスラム教が融和できる可能性があるのです。純粋なキリスト教とイスラム教は、融和が難しいのですが、神学のロジックにアリストテレスを使っている。
で、アリストテレスは間違いが多い。天動説を広めたのはアリストテレスですからね。ガリレオは、アリストテレスの著作の間違いを公開実験で証明していったんです。
ガチガチの原理主義は壊せないんですが、アリストテレスの学説は間違いが多いから、キリスト教神学、イスラム教神学に間違いがある。それが宗教和解のキッカケになるような気がするのです。
はやし。