林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」1章2

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

だいぶ、日にちが開きました。14、15頁。完全な民主主義というものが実現されたのは20世紀になってからです。ギリシアやローマの民主主義は奴隷がいましたし、ローマは市民権がない人間には選挙権がありませんでした。国家の構成員が人種、性別を越えて選挙権を得たのは第二次世界大戦後です。また、キング牧師公民権運動も20世紀の話です。奴隷制度を廃止して先進国で男女平等に選挙権が与えられたのは第二次世界大戦後です。

18頁、三権分立はフランスの啓蒙思想モンテスキューがローマの歴史を研究して近代風にアレンジしたものです。ローマは絶対君主は存在しないんです。皇帝も護民官元老院もあって、皇帝専制時代でも元老院が皇帝を選ぶ権限は持っていましたから、絶対君主は存在しないんです。絶対君主制は歴史上、ほとんど機能していないんですね。絶対王政といいますが、世襲国王で馬鹿が1人でたら国が滅ぶんですよ。ですから中国は官僚制で世襲王朝を補佐させた。絶対王政でも、宰相が実務を仕切っていますから実は側近政治なんです。フランス革命も優秀な側近がいなくなってフランス王室が崩壊するんです。フランスは貴族を追放して公務員に行政を担当させたんですよ。

三権分立に戻しますが、権力の一極集中を防ぐこと、これがローマの政治の大原則なんです。

近代政治は権力の一極集中を防ぐ、これが共通項ですね。

20頁、日本は衆議院参議院二院制です。実は、マッカーサ草案は一院制の国会を提言してきました。アメリカの憲法草案ではねじれ国会も想定して一院制でしたが、将来的に憲法改正を見越して日本側が参議院を残しました。実は、連邦国家や貴族がいない国で二院制の国ってないんですよ。おそらくはイギリス型の立憲君主制に戻せるように参議院を残しておいたんじゃないかなと思います。
明治時代にフランス型の一院制かイギリス型の二院制かで論争をやりましたから、一院制にすると天皇制を廃止して共和国化される危険性があったからでしょうね。アメリカは日本を共和国にするつもりだったから。

林雄介with,you。

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