林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

聖徳太子が早死にした理由。大正天皇が病弱だった理由。

聖徳太子が早死にした理由は、もしも聖徳太子天皇に即位した場合、天皇親政が理想の政治形態として前例になってしまうから、摂政兼皇太子のまま死ぬ必要があったから、即位させなかったんです。

明治天皇というのは、歴代天皇の中でもベスト3に入る方だから、もしも大正天皇明治天皇のように親政を行ったら、日本は天皇親政が理想の政治形態になってしまうから、病弱にされたんです。天皇親政は、国が崩壊しそうな時の非常手段なんです。

エジプトや中国は、国王、皇帝が祭祀と行政をやったから滅亡したんです。日本は、非常事態以外は天皇行政権がないんです。だから、王朝交替がないんです。神道も教えがないから、日本は外来文化やイデオロギーを中に入れることが可能なんです。

神様と祭祀王の天皇はいるけれど、理論はないという究極の国家を作ったんです。理論やイデオロギーがあると争いの原因になるでしょ?だから、神様はいるけれど、理論はないのが神道なんです。

はやし。林雄介。