林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

即位礼正殿の儀。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

本日、天皇陛下におかれましては、ご即位を内外に公表する即位礼正殿の儀が執り行われましたことをお慶び申し上げます。

午前中、皇居は激しい雨が降っていましたが、即位礼正殿の儀開始時に、雨がやみ、晴天となり、皇居に虹がかかりました。

NHKのニュースなどですでにご存知とは思いますが、こうした奇跡は伊勢の神様が得意とするところです。

もちろん、どしゃ降りの雨だろうが、干魃が起こっていようが、よほどのことがない限り、伊勢の神様は皇室と日本国を守護しています。

ところで、絶対に臣下が天皇になってはならないということは、我が国の常識です。ゆえに、蘇我馬子は、崇峻天皇を暗殺しましたが、自分が天皇になることは避けたのです。

藤原摂関家平清盛ですら、自分が即位することだけは避けたのです。

これは簡単な理由で、日本人の先祖は天皇家だからです。初期の天皇家というのは、数千人の豪族の祭司長です。

平家も桓武天皇から枝分かれしています。織田信長も平家の末裔です。

天皇家の歴史というのは、豪族連合が天皇家と政略結婚をしつつ、祭祀の中心を天照大御神とし、実務を大臣達が担ってきたのです。

ちなみに、理屈の上では、天皇家以外の日本人が、天皇になっても、天照大御神は問題ないのですが、神武天皇以下、歴代天皇の皇霊が困惑します。また、楠木正成聖徳太子らの天皇家を守っている忠臣の霊は、高い神界にいる霊は困惑しませんが、普通の忠臣の霊は、建国の事情や天皇家の霊界、天照大御神の正体やそもそも天孫とは何なのか?、高天原とはどこなのか?という事情を知らないので、やはり天皇家以外の日本人が皇位につくと困惑します。

正確には、道鏡の時代に皇位を奪おうとして、天皇も譲位を考えたものの宇佐八幡が、「君臣の区別あり」という神託をだして阻止したのです。

つまり、飛鳥時代前後までは、天皇の絶対的権威というのは存在していなかったのです。

正確には、天孫族の人間であれば、誰が即位してもいいという風潮もあったのです。しかし、天皇制の本質は、天孫族の中で天照大御神の祭祀を任された一族が世襲で、天皇をやり、エジプト、イスラエル、中国のように王朝交代が絶対に起こらない国を作ることにあったので、「天皇に実務権を与えず、祭祀に特化してもらったのです」また祭祀に特化した一族を中心に国を作れば、全国民に天照大御神の御神徳が行き渡るのです。

林雄介with,you。