林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

織田信長の日曜日ですね。〔林雄介の日々〕o(^▽^)o

こんばんは。日曜日ですね。今日はゆっくり休めましたか?林雄介です。いつもご愛読ありがとうございます。
o(^▽^)o


今日は、はじめて、大河ドラマをみました。

姪を甘やかしたらダメというのが、大河の結論だと思います。

私にも、姪がいますが何もあげたことはありません。そもそも、私の顔を覚えているか怪しいですが…。

ちょっと、突っ込みを、まず、朝廷にとっての織田信長は何だったのか?

武家政治に変わってから、貧しかったわけです。そして、応仁の乱以降、困窮していたんですね。ですから、朝廷にとっては庇護者なんです、織田信長は。

だいたい、藤原摂関家に牛耳らていたから、それが武家でも朝廷はかまわないはずです。


尊皇というのは、明治以降の後付けの理屈なんですよ。
明智光秀の先祖は美濃の守護代土岐氏です。土岐氏って、どうやって守護代になったんですか?


南北朝時代後醍醐天皇を吉野に追いやって足利尊氏室町幕府北朝を作った人たちですよ。

後醍醐天皇と戦ったわけですよ、北朝天皇を擁立して。天皇をないがしろにするレベルじゃないでしょう?後醍醐帝をもう一度、捕まえてまた、島流しにしようとしたかもしれない。
それが、明智光秀の先祖の土岐氏ですから。足利尊氏の子分ですよ。

もし、尊皇というのなら、勝ち負けを捨てて、楠木正成みたいに湊川で討ち死にしてますよ。

ですから、明智光秀が尊皇という概念があったかどうか?少なくとも、先祖は後醍醐帝を南朝に追放して美濃の守護代になったわけです。尊皇というのは、明治以降の思想です。〔水戸学がルーツですが…〕

本能寺も油断したんじゃないんですよ、明智光秀がそもそも信長の近衛師団長格だから。大統領警備長官みたいなのに裏切られたというのが、わかりやすいと思います。

実際に、大統領警備長官が裏切ったからよほど酷いことをしたに違いないという後世の推理合戦がはじまるんですね。

しかし、明智光秀織田信長の家臣でしょう?

織田信長が、めちゃくちゃで短気なのなんか見てればわかることですよ。
いちいち、腹を立てることはないと思うんですよ。

織田信長は、わかりやすい指針を出しています。例えば、柴田勝家は最大の政敵です。弟を担いで信長を討とうとした。
それでも、役に立つ人間は雇用する。

で、田舎者ですから明智光秀みたいな公家文化がわかる人間も必要なんです。馬揃えも、昔の行事でしょう?信長が、存在すら知らない可能性の方が高い。
朝廷か光秀か、公家しか知らないんですよ。柴田勝家も田舎武士だから、織田家は成り上がりだから伝統的な文化は伝わっていないでしょう。だったら、朝廷か光秀経由で馬揃えを知った可能性が高い。

織田信長は、神になるというんですが、これも間違いですね。既存の宗教、浄土真宗やキリスト教、そういうものに対抗する必要があった。神ではなくて、信仰宗教の教祖を目指したんですよ。
人間が神になるのは珍しくありません。秀吉も家康は日光東照宮、みんな神やら権現になっています。
「宇宙教」でもよかったんですよ。神様を作るのが面倒くさいかったか、当時の人にわかりにくいから「信長が神」にしたんてしょう。

私は、信仰宗教の宗祖を目指しただけだと思います。

明日は、月曜日。
ゆっくり、おやすみください。

林雄介with,you。

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