林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

今すぐ、菅総理は辞任を辞めるなら辞める、続けるなら永遠にやる。

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

菅総理は辞任するなら、今すぐ辞任すべきです。逆に辞任しないなら、永遠に辞任しない宣言をして、その上で再度内閣不信任案を受けてたつべきです。

私は、菅直人氏がずば抜けて無能な総理大臣とは考えていません。しかし、一番、トップとしてはやったらダメなことをやってしまった。それは、行政の最高責任者である内閣総理大臣が身内である民主党さえ騙したということです。
政治は残念ながら綺麗事たけではすまされない世界です。騙したり騙されたり、汚れ役も必要です。実際に汚れ役の名政治家もたくさんいたのです。しかし、汚れ役は汚れ役で表には出れません。副総理や衆議院議長にはなれても総理大臣になってはいけないのです。日本は象徴天皇制ですから、天皇は政治に関与できません。行政の最高責任者は内閣総理大臣なのです。

内閣総理大臣が、嘘をついてしまえば、嘘をついた総理大臣もいるでしょう、しかし、明らかに自分が総理で居続けたいためだけに民主党国会議員を騙して、内閣不信任案を否決させました。このことで、原発の安全宣言を出せる人間が今の日本にはいなくなったのです。国家は嘘をつきます。太平洋戦争でも、日本人を騙し続けました。しかし、少なくとも総理大臣としての信用度が極めて低下すれば、諸外国や国民に対して、責任をとれる人間がいないのです。

政策は国家に対する信用力に左右されます。この国家のトップ、政策上のトップは総理です。延々、辞任せずに延命を続ければ、行政として国民を信用させれなくなります。実際に、菅総理原発の安全宣言を出しても自治体は絶対に信用できない。安全宣言を出せる人間がいなければ、本当に原発の全停止をせざるを得なくなるのです。

民主党に人材があるなし以前に舛添総理、谷垣副総理、の1年なら1年の連立内閣でも構わないし、逆に減税日本大阪維新の会のような地域政党が地域ごとにできて道州制に移行してしまう気もします。

林雄介with,you。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)。