林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

地震は自然現象です。ペルーもアメリカ東部地震も自然現象です。

いつもありがとうございます。元官僚の開運アドバイザーの林雄介です。

アメリカ東部でマグニチュード5.8の地震がありました。また、相次いで南米のペルーでもマグニチュード7の激震がありました。被害が最小限であることを祈るとともに被災地の方々には心からお見舞い申し上げます。
現在も、日本では東日本を中心に余震が続いています。しかし、地震は全て自然現象です。マントルの運動により、いつかは起こるのです。同じように、景気も好景気と不景気がやってきます。

しかし、こうした自然現象をオカルト的な原因に結びつけることは望ましいことではありません。かつて、ノストラダムスという著名なファンタジー作家がいました。彼はライトノベル「諸世紀」〔誤訳です〕にアンゴルモアの大王なるトンデモさんが1999年7月に世界を滅亡させると書きました〔正確にはラノベなので時期はわかりません〕、また、マヤの暦では2012年に人類が滅亡する予定です。しかし、南米には太陽がなくなっていくという信仰があり、また、何百年先の暦なんか残すのが面倒くさかったのでしょう?

ノストラダムスのハルマゲドンは、オウム真理教の終末思想の根拠になりました。そして、最終的に地下鉄サリン事件等を引き起こしたのです。世紀末や大きな自然災害が起こると、必ず歴史的にオカルトブームが起こります。宗教でも、たとえば浅草寺で雷除けとか売っていますよ、避雷針つければすむだけなのに…。そういう伝統宗教とは別に必ずオカルト的な団体を信じる人が出てくるんですよ、白装束の人たちみたいな…。

地震が起こるのは、自然現象です。宗教等が災害消滅祈願や被災者供養を行うのは何の問題もありません。問題は、ビジネスとして終末思想カルトが必ず出てくるんですよ。趣味で信じる分には構いませんよ、しかし、社会性を逸脱するレベルで熱中されたら、どうなんでしょうね?。自然現象ですから。アメリカの大統領選候補が進化論信じないとか言い出していますが…。

林雄介with,you。

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