林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

映画「英国王のスピーチ」o(^▽^)o、感想、ややネタバレ注意。

いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。(=^▽^=)

なかなか、観る機会がなかったのですが今日、「英国王のスピーチ」をDVDで観ました。ちなみに、小泉今日子さん主演の「毎日かあさん」は今日からレンタル開始です。年内には観れると思います。

英国王のスピーチですが、ボールドウィンとチャーチルチェンバレンが英国首相と知っている人が何人いるか疑問ではあります。アカデミー賞をとったからとりあえず借りた人は登場人物の人間関係がわからないと思うんですね。読者の皆さんはわかると思いますが。

娘のエリベザスが、今のエリベザス女王です。シンプソン夫人と結婚して王位を捨てたお兄さんはスキャンダラスだから有名なんですよ。小学校のときにヒトラーの本で読んだことがあります。

考えさせられたのは、生まれながらのリーダーって何だろうかな?と。チャーチルの気持ちは理解できると思うんですよ、自分で政治家になったから、しかし、国王は絶対的な世襲じゃないですか、本当に「英国王のスピーチ」を見て国王の気持ちが理解できるのは、日本では天皇家しかいらっしゃらないと思います。首相の替わりはいるけど、王様の代わりはいないから。

で、お兄さんのエドワード8世とお父さんのジョージ5世〔共に国王〕は喋るのがうまいんですが、主人公のジョージ6世〔国王〕はトラウマからくる吃音なんですね。それを克服して、国王としてラジオ放送をできるようになるという淡々としたストーリーです。ただ、イギリス国民が励まされたのは、スピーチのうまさではないんですよ。国王の誠実な人柄とイギリスがドイツから空爆を受けて、バッキンガム宮殿にミサイルが飛んできても、ロンドンに踏みとどまって国民を励まし続けた誠実さと根性だと思うんですね。で、やはりストレス〔肺癌〕でジョージ6世も第二次世界大戦勝利後に早死にしています…。チャーチルは90才まで生きています。リーダーの資質は、誠実さと早死にしないふてぶてしさだなあとしみじみ感じました。

林雄介with,you。

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