林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

孔子はなぜ、聖王に憧れたのか?。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。(=^▽^=)

孔子は、古代の聖王をやたら理想化していますよね。なぜ、聖王を理想化して、憧れ恋い焦がれたのか謎じゃないんですか?。

あれは、孔子本人が聖人君子になるための目標じゃないんですよ。弟子と後世に残った言行録の論語を読んだ人に、古代の聖王を目標にしましょうねと言っているんです。

今日は、いきなり結論から書きましたが。
孔子が目指したのは理想の国作りです。しかし、法律や制度がどんなに立派でも、運用するのは人間ですから人間がダメなら、いい国なんか作れないんですよ。そうすると、聖人を養成したらいい国は作れるんですね。

ですから、孔子は聖人を育成することに生涯を捧げたんですね。

聖人だけの国なら、極端な話、法律がなくても統治できるんですよ。私が目指している博士しかいない国も似たような世界です。

論語は、ハッキリ書いていないんですね。中国人は、プライドが異様に高いですから、「皆さんがバカを治して、賢くなって古代の聖王のようになったら、何をやってもいい国になりますよ」と言ったら反感を抱かれますよ。ひょっとしたら、言っていたけれど論語で削除されたかもしれません。

当時は戦国時代ですから、形からはじめないと無理だと思ったのかもしれません。

論語に古代の聖王がたくさん出てくるのは、孔子本人の到達目標じゃないんですよ。中国人を全部、古代の聖王みたいにしたら、いい世界にできるんですよ。あまりに荒唐無稽な話だからストレートに書いていない。論語は意味不明な箇所がかなりありますよ。意味不明な箇所が鍵だと思うんですね。
孔子が目指したのは、聖人の育成なんですが、具体的には教育によって、古代の聖王と同じレベルに全中国人を育成するつもりで、論語を残したと思うんですね。論語は、孔子の死後の作品ですが、孔子のエッセンスは、中国人を聖王に教育でする。これですね。

林雄介with,you。

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