林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

海猿、続編禁止。なぜ、マスコミは失礼なのかを考察。お金の力で昔は横柄な態度が許されただけ。フジ。

いつもありがとうございます。林雄介です。

海猿の映画使用権が原作者をぶちキレさせ、続編禁止となりました。なぜ、マスコミが失礼なのかを考えたいと思います。

マスコミは、昔から失礼です。しかし、今と昔では制作費が違うのです。

例えば、フジテレビも、昔は取材があるときは、「お台場にすぐ来てくれ」と言われました。失礼でしょう?。しかし、続きがあります。「お台場に来て下さい。タクシーでフジテレビで往復のタクシー代を支払います」という余裕があったわけです。フジテレビにタクシーで呼ばれたこともありますよ、2万円ぐらいかかりましたが…。フジテレビが支払いました。

今、テレビ局でタクシーで呼ばれることはありません、地下鉄です。つまり、番組制作費を削っているのです。

推測ですが、マスコミは昔から失礼ですよ。ただ、番組制作費が今と一桁違うんですよ。ですから、失礼でもお謝礼金が失礼ではない金額ですから(私は辞退していますが)、取材対象が怒らなかっただけだと思います。
海猿の原作者にアポなし取材をしたそうですが、手土産に100万円持っていけば、怒らないと思いますよ。手ぶらでアポなし取材をしたら、普通はブチキレます。
昔は、お謝礼金を支払って失礼なことをテレビ局はしていました。今は、無料か昔より一桁下の謝礼金で取材をしているわけです。で、昔、マスコミが失礼な取材が許されたのは制作費がちゃんとあって、お謝礼金を原作者にも支払ったから、怒らなかっただけです。昔のマスコミの横柄な態度が許されたのは、金の力です。
で、番組制作スタッフは昔のやり方で取材するから、海猿じゃなくてもブチキレますよ。昔も失礼なことはしていましたが、お金の力で許されていたわけです。今、無料で横柄な取材をしていますから、昔のやり方が通用しないことをマスコミが自覚すべきです。マスコミだから、許していたわけではなく、お金を支払っているから横柄な対応が許されただけ。制作費が一桁違う今、昔の態度でやれると思うスタッフがいることが問題なのです。

林雄介with,you。

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