（２０１２年衆議院選挙・解説：林雄介）
林雄介の衆議院選挙解説「公式よくわかる政治入門」が開設されました。http://intely.jp/pc/group/477
こんな感じで解説しています！。
８、政治が変ったら国民の生活は豊かになるの？（２０１２年衆議院選挙・解説：林雄介）
なりません。なりませんというのは、内閣支持率は景気が悪くなったり、格差社会で貧しい人が増えれば下がります。政策の効果は、本人の在任中に現れません。ですから、小泉純一郎内閣以降の福田康夫、安倍晋三、麻生太郎内閣で国民生活が苦しくなりましたが、「そもそもの原因は、小泉純一郎内閣の規制緩和で非正規雇用が増加し、競争が厳しくなったからです。そのマイナスが現れてきたのが、小泉純一郎が首相を退陣してからです。
もう１つ、自由主義経済で政治が経済に影響を与えれば、それは自由主義経済ではありません。政治が経済に影響を与えるのは、社会主義です。北朝鮮や旧ソ連です。政治が、経済に大きな影響を与えたら、「自由主義経済」ではなく「社会主義」になってしまいます。
年金問題も、１９８０年くらいに、現在の年金システムでは、少子高齢化が起こった場合に対応できなくなると学者の中では考えられていました。しかし、「大きな問題にならないと政治は動かないのです」。それを選んでいるのは国民です。
たとえ話ですが、「タバコの吸殻」が道端に落ちていて、火がついたとします。いい政治は、このタバコの吸殻を消火する事です。しかし、誰も評価しないと思うんですね。タバコの吸殻が、小火になって、火事になって、その消火をしたり、救助活動をしたら英雄になります。それが、「政治」を悪くしている理由でしょう。本当に、未来予知をして、それに備えても評価されません。福島原発でも、耐震補強をしようという技術者の意見を東電が無視したら、想定外の地震が起こり大変なことになりました。会社でも政治家でも、大きな組織でも小さな組織でも、必ず、「タバコの吸殻」段階で消す能力を持った人がいます。経験上、います。けれど、そういう人は評価されませんから、まず、そういう人を評価される社会にする必要があると思うんですね。
林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。
〇林雄介公式ＨＰ
http://id40.fm-p.jp/65/yusukeha/
林雄介の衆議院選挙解説「公式よくわかる政治入門」が開設されました。http://intely.jp/pc/group/477
日本図書館協会選定図書、全国学校図書館協議会選定図書、多数の林雄介の学問と知恵をスキルアップさせる健全図書。↓。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」（日本文芸社）、「この通りにすれば受験にうかる」（たちばな出版）他超多数。
