林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

地方首長や地方議員と参議院議員の兼職は絶対にダメ。橋下徹とか嘉田由紀子とか。

いつもありがとうございます。林雄介です。

参議院議員大阪市長滋賀県知事、そのうち愛知県知事や名古屋市長も参戦するでしょう。首長どもが、参議院議員になりたいと、「たわけたこと」を言っています。

地方議員や首長どもの参議院議員兼職は弊害しかありません。まず、参議院議員になりたい人間が市長や町長や知事選に出てきたらどうするのか?。参議院議員というのは、任期が6年あります。

参議院議員は、学者院にしたいのです。参議とは菅原道真もつとめた国の政治を学識経験者が判断する仕事です。例えば、都知事の猪瀬直樹さん、作家です。愛知県知事の大村秀章さん農水官僚(食管法の改正責任者、米流通の権威)です。
橋下徹さん、弁護士です。嘉田由紀子滋賀県知事、京都大学の農学博士です。
首長を止めれば、本来、参議院議員は学者、官僚、法律家だけに絞り、衆議院は民意を問い、参議院衆議院の判断を再検討すべき機関です。そのため、衆議院は解散があるかわりに予算など議決権が優越してあります。参議院は解散がないのです。これは、衆議院は民意を、参議院は学識経験者の議論する場所だからです。しかし、世界中で参議院(上院)が、日本ほど軽視されている国はありません。イギリスは貴族院です。アメリカは元老院です。

上院にあたる参議院にタレントを持ってくるのは日本だけです。参議院とは、弁護士や医者や官僚や学者、作家が衆議院の再確認をする場所です。戦前の貴族院は本来そういう場所でした。また、戦後、参議という名前にしたことからも、参議の仕事がいるのです。
橋下徹さんも嘉田滋賀県知事も、参議の資格はあります。ただし、首長を止めればです。今、首長に参議の資格がある人間が多くいます。
参議院をタレント墓場から、日本の頭脳に変えなければ、そろそろ日本はなくなりますよ。この10年で改善できなければ、GDPは20位以下。国連安保理も入るなら今。

日本の国力は、ピーク。これからは、安定成長か衰退しかない。

林雄介with,you。

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