林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

アルジェリアのアルカイダ邦人誘拐殺害事件について。日本がテロ対象国になった可能性があります。

いつもありがとうございます。林雄介です。

アルジェリアで日本人民間人の方々がイスラム教原理主義者の誘拐テロ事件に巻き込まれ、亡くなりました。

さて、最大の問題はなぜ日本人がイスラム教原理主義者のテロ事件のターゲットになったのか?です。日本はかって中東戦争時代に、中東産油国からイスラエル友好国リストに入れられオイルショックが起こりました。その際に、中東産油国と日本政府は話し合い中立を認められ石油の輸出禁止対象国からはずれることができました。そこで、イスラム教国にも日本企業が進出するようになったのです。

イスラム教国における日本企業の安全神話は、日本政府の宗教的中立によって、概ね保証されていました。
それが今回のアルカイダ系グループの誘拐事件で、キリスト教国ではない日本企業もターゲットになりうることが判明しました。

イスラム教については、今年、何冊かの本で解説しますが、幾つかの分派があります。イスラム社会は時代に迎合しようという流れと、コーランに忠実にという原理主義の2つの流れがあります。しかし、それよりも問題なことは今回、日本がターゲットにされたことです。日本はアメリカの同盟国ですが、中近東との経済的交流とODAで、イスラム・テロのターゲットからはずされてきましたが、今回のアルジェリア事件で、日本もターゲットにされる時代になったということです。

ですから、オイルショック以降のイスラム教国との関係がアルジェリア事件で変わったと考えるべきです。日本はイスラム教原理主義者にとって中立国ではなく、敵国と見なされている可能性があると考えて、今後の海外、国内の安全対策をとる必要があります。わが国は、テロに対しては無防備です。ですから、テロ対象国になれば、甚大な被害が予想されます。イスラム教原理主義者の中で、日本が中立国から敵国たりうるという意識変化があり、かつ、その意識変化は他国のアルカイダにも飛び火しうる危険性はあるのです。

林雄介with,you。

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