林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?、ニッポンの農業、2章1。8月19日。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

日本の農業は、中山間地域がメインです。ですから、大規模農業は、無理なんです。平野部や北海道は大規模農業ができますよ。しかし、国土の60%が中山間地域で、農業の40%は中山間地域でやっている。ですから、EUのような環境保全としての農業と稼げる農業を切り離して考える必要があるんです。アメリカみたいに、飛行機で農薬をまいているわけじゃないんですよ。
もう一つ、地域のエゴ、住民のエゴ。社会全体では税金の無駄遣いといいますが、自分の家の前の道路や街灯、ガードレール、上下水道、自分が関わる行政サービスはちゃんと受けたいんですよ。税金は決められた額しかないから、サービスをあげて税金を増やすかサービスを下げて税金を減らすしかない。で、発掘不可能な霞ヶ関埋蔵金に騙されて、民主党政権になって、発掘できなかったですよね?。霞ヶ関埋蔵金なんか徳川埋蔵金と同じですから、もう民主党とかわけのわからない新党で徳川埋蔵金でも発掘してこいと。

何回も書きましたが、政策には必ずメリット、デメリットがあります。メリットだけの政策なんかない。それを頼むから、学習していただきたいわけです国民の皆さんに。

内部労働市場というのは、アメリカの1980年代の研究です。要するに、正社員しかアメリカも昇進させないんです。学生、主婦、移民、貧困層、こういう人を非正規社員にして賃上げもしない、昇進もさせない。これが外部労働市場です。貧困ライン、平均所得の半額以下の国民は4千万人、アメリカにいるんですよ。日本でいうワーキングプア、これを研究していたから、小泉さんの規制緩和に反対し続けたんですが、実際にアメリカ型の格差社会になりましたね。

農業って、ファンタジーやトトロの森じゃないんですよ。銭儲け、経済学に基づくビジネスです。化学肥料、農薬、機械化を否定したら、生産性は下がりますからね。化学肥料、農薬、機械化で農業の重労働が緩和されて、工場で働く人が増えて日本は高度経済成長に成功したんです。農業だけ、工業だけ、環境だけ、独立してあるわけじゃない。経済は、全部、お金で繋がっているんです。


林雄介with,you。

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