いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)
今、TPPで日本の農業問題が議論されています。3章は、その議論の基本的なお話です。
農家を守る=農業を守るということではない。これが、議論でごちゃごちゃになるんですが、農家を守るというのは、農家の生活保障をする、稼げる農家を作るということです。
一方、農業を守るというのは、食料自給率を高くして、世界的な食料危機が起こっても日本人が飢えないようにする仕組みを作ることです。
ですから、イギリスは食料自給率が7割以上あって、それを維持するために農家に補助金を出すんですが、日本の食料自給率は4割弱なんですね。つまり、農家を守っても、食料自給率が低いから農業という産業を守れるわけじゃないわけです。
世界的な農作物の価格問題もあります。日本が食料輸入をすれば、日本の物価は世界一高いですから、穀物や食べ物の末端価格を引き上げるんですね。自由貿易にしたら、日本は安い農産物を輸入できます。で、ブランド農産物、松坂牛や魚沼産コシヒカリみたいな贈答品に使うものは生き残るし海外に輸出できる。農産物の輸入を自由化したら、海外でコシヒカリを作りますからね。日本産のコシヒカリを中国で作って、産地偽装をされたら調べられませんよ。同じ米だから。品種が違うものならわかりますが、日本産コシヒカリに、中国産コシヒカリをブレンドして、売られたら調べれませんよ。だから、魚沼産コシヒカリが、魚沼で取れるコシヒカリの何十倍も流通してるわけです。
2001年に中国産のネギにセーフガード、貿易規制をかけました。あれは、日本の商社が日本のネギを中国で安く生産して輸入したネギです。日本の農産物を海外に持ち出して、日本の会社が安く作って、日本に輸入しているわけです。品種が同じ。使っている農薬なんかを検出すれば、作った国を特定できますが、全量検査なんか物理的に無理ですからね。検査費用も高いし、検査する人手も公務員バッシングで最低限に減らしたから、だから、食品偽装があらゆる業界で行われるわけです。調べるのに人手もお金もかかるわけ。
で、年寄りと社会福祉にお金がかかるから、普通の行政サービスで使えるお金は最低限しかないわけです。
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