いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)
都知事選では、舛添要一候補が公明党の支援を受けています。そこで聖教分離と公明党の話をしようと思います。公明党は、創価学会という宗教の理念を政治活動で実現するために作られた政党です。憲法では聖教分離といって、政治と宗教を分けることになっています。そこで、公明党のような宗教政党は憲法違反だという意見が一部にあります。これは聖教分離を勘違いしているからだと思います。
聖教分離というのは国がいかなる宗教も優遇しないということです。具体的には、国教の禁止です。国教というのは国の宗教です。戦前は国家神道といって神社は国が管理していたのです。
では、なぜ国家神道が誕生したのでしょうか？。国家神道は明治維新の時に誕生しました。時代劇で神君家康公という言葉を聞いたことがありませんか？。江戸時代には、日光東照宮の徳川家康は神として崇められていました。そこで、明治時代に徳川家康より、明治政府が偉いということを国民に説明するために、天皇陛下の先祖ということになっている天照大御神をお祀りして、徳川幕府より天皇陛下を中心とする明治政府の方が偉いのだということを国民に定着させるために、国教として国家神道が作られたのです。現在の憲法は、国家神道のような国が管理する宗教が誕生しないように聖教分離を定めたのです。
では、政治と宗教はどこまで関わることが可能なのでしょうか？これまでの聖教分離をめぐる裁判結果をみると、地鎮祭等を自治体が行うことは世俗的な行事として許されますが、税金から靖国神社に寄付を行うことは聖教分離違反となります。
また、国からキリスト教系や仏教系等の私立学校に補助金が出されていますから、純粋な宗教行事に国が関われば憲法違反、世俗的に宗教行事とは思われないものは憲法違反にならないということです。
林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。
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