林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?新「論語」里仁4。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

孝経をちょっと読んだんですが、これは子供の教科書なんですね。一家に一冊置くように命令を出したらしいんですが、大学、先月やった大学すら読めない庶民の道徳規範です。韓国なんかの形骸化した儒教の原形って論語ではなく孝教なんですよ。18章ありますが20分で読めましたから分量的に、論語の1章を1冊にしてマクドナルドのマニュアル化したような薄っぺらい本ですけどね。具体的な儀礼重視で、難しいところは省いてある。

昔は印刷技術がないから、まさか一家に一冊、論語を配れませんから、孝経を配りましたが、今は印刷技術がありますから、孝経を読んだら大学、論語孟子と国民を教化できますから。いい時代なんです。いい時代にも関わらずなぜ学ばないのか?と思うわけです。

里仁4。
1、2、3、4。仁愛。仁は仁愛、思いやりですね。知恵、知識があっても思いやりがなければ無意味である。

仁は忍耐力でもあるから、仁があれば貧しくても不遇でも気にならないと。思いやりがなければ、お金が欲しくなって犯罪に手を染めるんですよ。

仁は好き嫌いを越えた思いやりですから、客観的に善人を愛し悪人を憎む。憎むと言うより、私心があったら身びいきをするでしょ?。そういうことがないということです。

思いやりを修養の目標にしたら悪事もしない。当たり前ですね。

5、仁、思いやりを持って正しい方法で稼がないと地位もお金も天地の法則にかなわないから失うということです。

6、仁を好む、簡単な修養ではないから浅くとらえるなということです。

7、仁も高低のレベルがあるから、より高い仁を目指しなさいということです。

8、これもあっさり書いてありますが、人間は道を学ぶために生まれてきたから、正しい道を得たならということを強調したいだけです。1日で取得できるものではありません。一生涯、また生まれ変わり死にかわりしてより高い境地、道を体得し続けていくものですから、道の重要性を解いてはいますが、これが道というものはありませんからね。これ、誤解されやすい部分ですが、一言で道とは何かと解説なんかできないですよ。境地のことを言っているから、道は知るものではなく体得して実践するものです。

8、生き方を確立したら地位や衣食住は関係ないということ。一生涯、生まれ変わり、死にかわりして体得していくのが道の本質だから、この世の衣食住にいちいち一喜一憂するなということです。

10、主観的な価値観ではなく、世間の価値観ではなく普遍的な義を貫いて行動しなさいということです。大衆迎合するなということ。

11、聖人は徳を大切にする。つまらない人は利益を大切にする。聖人は物事の根源を大切にする、つまらない人は物事の根源ではなく結果としての恩恵だけを尊ぶ。

12、利益を第一にしないように。

13、これも中国人が謙譲の美徳がないから強調してある。譲り合えるなら形としての礼はいらないということ。譲合いの心がないから形としての礼を守らせる。
後に正しく論語を解釈できる人が出てきた時のために、礼を定めたけれど、本当は内面性が大事と言っているのです。

14、この世の地位はあまり意味がないから、地位という形より、それを得るためにどういう生きざまをしているかが大事。地位も道を体得するための手段だということ。

15、忠恕。真心と思いやりの心で具体的な行動をする。エッセンスは短いけれど、エッセンスだけ書いてもわからないから、具体例を言行録として残してあるんです。

16、聖人は義を、つまらない人は目に見える短絡的な利益を大切にする。しかし、短絡的な利益によって身を滅ぼす。短絡的な利益は永続性はないですよ。道にかなわないものは短期的に栄えても、長期的には没落する。

17、賢い人は手本にして、バカな人は反面教師にする。

18、両親の悪いところは、寛容に。これを書いておかないと家族でにくしみあうからですよ。

19、親をあまり心配させるなということ。

20、前に解説しました。同文があります。

21、わざわざ親の年を気遣えと書いてあるから、気遣っていなかったんですよ。

22、できもしないことを言うなということです。

23、実力を越えた大風呂敷のいさめです。

24、リップサービスの戒め。実践重視。

25、難しいことを書いたけれど、道を志す人はいることはいるし、類友で集まるし、天が縁を結んでくれるから、心配せず修養しなさいということ。

26、道徳、道徳と他人に押し付けると嫌がられるから気を付けなさいということ。正義感の押し付けをやるなということ。自分との戦いだから。

林雄介with,you。

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