林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

政治がわかる・はじめての法令・条例・政策立案入門(林雄介著、ぎょうせい)4章3。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

国の統計は3つある。人口推計は高位、中位、低位の3つならはずれていないんですよ。ところが、道路や観光は高位推計で利用者を多目に見積もるんですね。これ大事な話なんです。与党と野党はお互いに都合がいい統計を使うから、話がかみあわないんですよ。どれかがあたる可能性があるだけですし、移民の話が出てきていますが、例えば、非正規規制をかけて安定雇用にしたら人口推計そのものが変わるんです。

あと、行政評価は、もともとA、B、Cの数値評価は自由に操作できるように数式を作ってある。民主党みたいに、経済学が理解できない熱湯コマーシャル事業仕分けをやると、真面目に行政評価をした政策から事業仕分けをされるんですよ。
数式は自由に作れるから、A評価にも、B評価にも自由にできるんです。政策評価そのものが、最大の税金の無駄遣いなんですよ。第三者委員会で検討するのも非現実的。官僚が1年かけて作る数式の検証をするには、同等の能力の人間を集める必要があるから、第三者委員会に1万人専属の経済学者を雇用していいなら検証できるけど。米国は事後監査をするために、何千、何万人の公認会計士をガバメントが雇用している。事後監査の方がコストがかかるから、行政コストを減らすために規制をかけて事前審査だったのを事後監査に変えて、小泉純一郎規制緩和でできたロースクールも機能しないから潰して制度を変えていますよね?。何でも規制緩和って馬鹿の発想なんですよ。

政策は決められた予算で、実現可能な方法でやる。教科書通りにいかないですよ。利権や住民のエゴが9割。教科書通りに政策が実現可能なら、学者が書いた専門書を2、3冊読んで立案すればいい。しかし、無理ですよ。極端な話、担当課長と予算課長が仲が悪いから、予算がつかないとか、とりあえず反対してくる野党とか、議員の親戚の土建屋があらわれたり、課長の奥さんの従兄がコンサルタントで関わってきたり、だから、私がこの本を書いているんです。教科書通りにいかないから。計算通りに動いてくれないのが人間なんですよ。

林雄介with,you。

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