林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

福島県知事に当選した内堀雅雄氏の経歴が…37歳で総務省から追放されてるけど…。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

知事に官僚出身者が多いんですが、1つは自治体の霞が関信仰があって官僚を首長にしたら予算がつくという誤解があるんですね。無理ですよ。

官僚を政治家にして自治体に予算を持ってこさせたいなら参議院に送り込まないと。知事は国政に参与できないから、一期目は多少、ご祝儀が出ても、2年目からは無理。県会議員を参議院議員にして、官僚を知事に持ってくるんですが、国政に関われない人間は予算は取れないんですよ。予算が欲しいなら官僚を参議院議員にして、県会議員に知事をやらせるべきなんですけどね。

で、内堀雅雄さんは東大経済から自治省に入っているんですが、本省で課長補佐(理事官)までしかやっていないんですよ。で、37歳、2001年からずっと福島県庁にいるんです。


普通は、副知事上がりの知事でも本省の次長クラスはやっているんですよ。というか課長までは自動昇進が大原則の霞が関で、課長補佐(理事官)で自治体に出して、本省に戻れないというのは、「なんかやったの?」的な。

自治省は官僚を知事に送り込んではいるんですが、40歳で退官したとか、福島県に出向しても本省に戻して、課長→副知事みたいな流れが当たり前なので、逆に本人が本省勤務を拒否したとかなんですかね…。

ただ、おかしな前例にならなきゃいいけど。総務省から自治体に来て、居座って知事になるっておかしいですよ。天下りを廃止してから、官僚の再就職先がないから知事になったり、そのうち、ポストがないから区長や市長になる官僚が出てくるんじゃないのかなと思います。

天下り廃止で、官僚が知事や国会議員になって逆に官僚支配が進行しているんですけどね。公務員のリストラに成功した首相は官僚出身者しかいないですよ。吉田茂とか宮沢喜一とか。宮沢喜一は、リストラするんじゃなくて採用数を減らしてキャリアの数を減らせば、いいというロジックでキャリアの採用数を激減させたんですよ。ですから、宮沢喜一の時代と比較したら、官僚の絶対数は激減していますよ。採用数を減らしたから。

天下り廃止の弊害がじわじわ出てくると思いますよ。

林雄介with,you。

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