林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

忠臣蔵の真相。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

江戸幕府が問題にしたのは、吉良を切りつけたことではなく、江戸城内で刀を抜いたこと。

赤穂藩が問題にしたのは、「藩主が切腹させられたことではなく、藩を潰されたこと。」

藩を潰された理由は、当時は江戸幕府の権威の強化を図っていたから、江戸城内で刀を抜いたことが、江戸幕府の権威を低下させる行動と見なされ、本来なら藩主切腹だけで許された罪を、一ランク重い藩の廃止で対応した。

赤穂藩は、広島の浅野家の分家で、5万石の小藩なのに城を作って重税をかけて、領民に嫌われていたし、浅野が切腹した時に、領民が赤飯を炊いて祝ったという記録があるから、もともと江戸幕府ブラックリストに載っていた可能性も高い。
赤穂浪士も、藩主切腹には抗議していない。藩を潰すのは前例がないから、判例なら藩主切腹、藩は存続ではないのか?という主張。ただし、浅野匠上は子供がいないから、原則論だと藩は廃止。
弟は跡継ぎとして、江戸幕府に届けていない。今風にいうと赤穂藩の法定相続人がいない。藩主が急死した場合、「死んでいないことにして、死ぬ直前に弟の後継者指命をして、幕府に届ける必要がある。幕府も、死ぬ直前の手続きということで、跡継ぎを許可していたんだけど、後継者がいない切腹だと後継者届けが出せないから。浅野の切腹に対する幕府重役の慎重論があったのは、後継者がいない藩主を切腹させると藩が自動消滅するから。藩を潰さずに、切腹させるには、一度、浅野を謹慎させて、謹慎中に弟を跡継ぎにさせて、そのあと切腹、領地半減にすれば、藩は潰れなかった。

老中が切腹をとめていたから、おそらく段階的な切腹をやるつもりだったんだけど、将軍がキレて切腹させちゃったから、藩の存続が不可能になった。

赤穂浪士が抗議したかったのは、謹慎→切腹の流れなら藩は存続したはずだから。

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