林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

エゴサーチ 作家(検索回答)

エゴサーチ 作家。「そもそもPC使えるかな?」という疑問があります。上の世代。

私らはちょうど、PCの導入期の人間だから、手書き原稿を書いたことがない。逆に、「井上ひさし」先生は手書きワープロも使えない。

職業作家だと、「大御所クラス」だと手書きの可能性あるんですよね・・・。

で、私が「手書きで本を書けないように」(校正作業が時間がかかる。文脈の入れ替えとか。3回書き直すから、手書きだと死ぬ。」

手書きで、作家になった人だと「PCで原稿かけないんじゃないかな」。
ゆえに、1990年代に職業作家として、認知されていた人は、20、30代ならPCにシフトしたはず。そのころ、40,50代ならシフトしていないはず。(今の65歳以上が該当するのかな)

エゴサーチ以前に、PC使えるのか?という問題があります。

太宰治エゴサーチしたら、自殺すると思う。
三島由紀夫エゴサーチしたら、「批判したやつの家を確かめて、「どこがどうおかしいのか?問い詰めいくと思う。」

最初の頃の本は、「エゴサーチをしてあります。読者に対する認知度が低いから。2ちゃんねるで、「私の名前で荒らしていた馬鹿」をみつけて、それから、2ちゃんねるも見れないんですよね。匿名性のある書き込みはしない宣言してあるでしょう?」

中身のいかんに関わらず、「ブログ記事にしますよ」。なんで、匿名で書かなきゃいけないんだと思うわけです。作家じゃなきゃ、ブログもツイッターも絶対にやらない。めんどくさいから。

作家が、エゴサーチする必要はないんですよね。だって、「文字を買ってもらっているから」。人間性とか「キャラを買ってもらっているわけじゃないでしょう?」

TVのコメンテーターとか、勝間さんみたいに「キャラ」で買ってもらっている人は、「イメージ像が大事ですけど」。作家が売っているのは、「文章だから、イメージで買うわけではないだろうし。イメージで買うお客は、常連さんにはならないから、作家という仕事だと、イメージの定着っていらないんですよ。

エゴサーチ」する人って、暇な人。「政治家とかタレントなら、イメージをマーケティングに使う必要があります。本はイメージ関係ないでしょう?」
イメージで本を売ると、2冊目を買ってくれない。

「本の存在そのものは知ってもらわなきゃいけないんだけど、立ち読みとか、中を閲覧して買ってもらわないと、無意味だし。」

本のイメージは、作家個人のイメージとは別物だから、「アマゾンなんかのこの本を買った人は、この本を買いました」情報の方がエゴサーチより役に立つんじゃないですか?私は、「自分の本が人類史上、古今東西未曾有に、最高に素晴らしい」と確信しているので、そういう情報も見ませんけどね。

はやし。