林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

奈良の大仏、結局、疫病は治ったの?(検索回答)

結論から書くと、疫病はサイクルがあるから、東大寺建立時には終息しています。

これはスペイン風邪豚インフルエンザ、欧州のペストと同じです。疫病はインフルエンザかペストや天然痘ですから、周期的に流行したり、終息したりするのです。

東大寺大仏建立は数十年かかりましたから、疫病の終息サイクルと合致します。ですから、大仏を作らなくても、作っても疫病は終息したんですけどね。

東大寺大仏は地方の反乱が相次ぐなか華厳教による鎮護国家思想で建立されたものです。750年代に建立され、次の時代が道鏡皇位を狙ってきますが、桓武天皇嵯峨天皇が即位し、空海最澄が活躍する時代が大仏建立の約50年後、藤原氏の専制もこの辺からスタートする。大仏建立の100年後には菅原道真が出てきます。そして平安時代がはじまり、それなりに平和な時代にはなったんです。

はやし。