いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)
ちょっと短文で。
しかし、奥さんが神智学者で、スウェーデンボルクの「天国と地獄」、霊界探訪記を日本語訳化しているんですよ。
禅宗や浄土真宗、そういうものを英語で書いて、海外に紹介した人と思われていますが、神智学の思想的影響を強く受けています。
ですから、日本的霊性でも、「精神性より上の概念として、霊性」が存在すると書いていますが、これは前提に神智学があるのです。
というより、神智学の知識がないと、出てこない発想です。ですから、仏教を神智学の立場で解釈して、欧米に紹介したのです。
このように思想的バックボーンを理解して、本を読まないと、どう解釈してよいかわからない本も多いのです。
例えば、ノーベル経済学賞は、新自由主義者のミルトン・フリードマンの弟子が大半です。皇后陛下のハーバード在学中の指導教授もミルトン・フリードマンです。
このフリードマンという人は、ケインジアンからの転向者ですからね。
ポール・クルーグマン、1億ドル札刷れみたいなバカな本を書いて、一時期、日本でも有名だったクルーグマン、彼もノーベル経済学賞を授賞してますが、国際貿易論の研究で授賞している。経済成長論や経済政策の本を大量に書いてますが、彼のベストセラーになっている本の業績が、ノーベル賞の授賞理由ではない。
アマルティア・センでも、ノーベル経済学賞の業績は厚生経済学の数式化です。普通の人が読んでも、意味がわからないから、そんな本は売れないから、ノーベル賞を授賞してから、簡単な一般向けの本を出し始めたんですよ…。
林雄介with,you。