林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

徳川家康と新撰組。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

三谷大河の真田丸で、徳川家康豊臣秀頼の御旗をかりて、上杉征伐に行きます。で、実は、三谷大河の新撰組、岩倉卿が部屋に飾るために作った錦の御旗を薩長軍が借りて、新撰組徳川幕府を追いつめていく描写があります。

徳川家康が、石田三成等の豊臣方武将を潰して江戸幕府を作ったのと同じ方法で、徳川幕府が潰されたんですよね。

徳川家康は、貞観政要で宗の政治を研究していた。貞観政要鎌倉幕府を作った時に参考にされたんです。で、貞観政要の宗の太祖がなぜ名君かというと、中国では王朝交替した時に、敵方だけではなくクーデターを防ぐために味方の重臣を殺害してきた歴史があるんです。漢の劉邦が、韓信らの大将軍を殺したんですよ。これやらないと曹操の魏は司馬仲達の子孫に国を乗っ取られているんです。

で、太祖は、重臣と宴会をやって、「土地を買って、軍権を手放して、遊んで暮らせ。あなた達は私に謀反しないだろうが、子孫が謀反したら仲間で殺しあいになるから、将軍だけやめて、子孫に土地を買って残して、屋敷を建てて、酒池肉林で余生を過ごした方が幸せじゃないのか?」と重鎮を平和裏に引退させて、重鎮は軍人権だけ全部奪って、朝廷の名誉職につけて(兵隊がいないと謀反できないから、兵隊だけ自発的に皇帝にかえさせて、名誉職にして遊んで暮らせるようにした)。

これを徳川家康も研究して、明治天皇貞観政要を研究して、幕府でも優秀な人は引き立てた。

徳川家康の唯一の功績は味方の重臣の排斥をせずに、譜代は石高を減らして、幕府の要職者は戦を起こせなくしたんですよ。

林雄介with,you。