林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

口蹄疫と種牛。

宮崎県の口蹄疫被害に対して、多くの国民の方々が応援してくださりありがとうございます。

さて、日本の種鶏は95%が海外からの輸入です。一方で種牛は国産です。

今から60年前、太平洋戦争に負けた日本をアメリカはアメリカの善良な消費地にしようとしました。しかし、勤勉な日本人の努力によって、日本はある程度の経済的な独立に成功しました。

日本産の種牛を失えば、日本は海外の消費地になります。自国で種がないのは、あらゆる意味で国民が不利益を被ります。
『ニッポンの農業』〔林雄介著、ぎょうせい〕、『図解雑学よくわかる政治のしくみ』〔林雄介著、ナツメ社〕のおまけ