林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

押尾学氏の事件に思うこと。保護責任者遺棄致死罪。

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

以前、薬物事件でタレントの方が同伴していた女性が薬物死したと。裁判所が司法判断はすることですが、急性アルコール中毒なら救急車を呼びますよね?。
しかし、覚せい剤や違法薬物なら、救急車を呼ぶのをためらうおそれがあります。私は、命を天秤にかけさせたらいけないと思うんですね。
保護責任者遺棄に該当する状況で、例えば、覚せい剤をやっていて相手が意識不明になったと、そういう場合は、救急車を呼んだら逮捕されますよ。あと、執行猶予中かもしれないし暴力団とか。

「保護責任者遺棄に該当する場合に、救急車等を呼び公に速やかに救命活動を行った場合、保護責任者遺棄の原因となったものが違法なものであったとしても免責すべき」です。軽減ではなく免責。免責にしないと、救命活動をしな人間も出てくるから。ただし、公権力で強制的に薬物を止める治療をさせないとダメです。
後は、覚せい剤や麻薬の売買の罪で、「過去に覚せい剤等の使用をしたことがあることを知りながら、売買を行ったものはより重く罰する。」売人をさらに厳罰化しないと繰り返しますよ、田代まさしさんとわかって覚せい剤を売ったら売人は普通なら懲役10年が15年になるとか、常習者への売買を超厳罰化しないと。で、麻薬の売買は新規顧客を見つけられると困りますから、今の2倍以上、刑期を伸ばし、組織的にやった場合、例えば、指定暴力団が売っていたら指定暴力団全員、捕まえて、20年ぐらい服役させたら売人がいなくなりますよ。

麻薬も本気で撲滅するつもりなら、国連軍北朝鮮とか南米の麻薬畑がありますね、あれを空爆させないと撲滅はできない。結局は、いつもの話になりますけれど、世界的な経済格差が麻薬畑を作らせるわけです。ですから、世界の所得水準はフラットにしないといかんのです。

林雄介with,you。

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