いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o
お墓って、地理風水なんかで大事にします。典型的なのが、徳川家康の日光東照宮ですね。
墓石とか形より、場所なんですね。韓国なんかは場所にこだわります。いいお墓を作って、先祖霊を結集させてね、幸運になるわけです。
しかし、まず、お墓は２つの素朴な疑問があります。まず、インドにはお墓はありません。お墓は祖霊信仰なんですね。ですから、仏教がインドから中国、日本にくる中で独自に発達するんです。インドはガンジス川に流すだけですから。
仏教本来のものではなく、中国と日本でアレンジされたのがお墓です。
次に、例えば１千万のお墓を霊感商法で作ったとします。お墓にいい先祖が集まってくるとします。ここで、素朴な疑問があります。
まず、インドにお墓がないように、別にお墓がなくてもいい先祖はいい先祖でいます。霊がいるかどうかは知りませんよ。
わかりやすく書くと、「お墓で先祖が仮にレベルアップするとしても、お墓でレベルアップしないと助ける力がないような先祖を集めても、焼け石に水なんじゃないですか？」。
平家も源氏もたくさん寺社仏閣に寄付してますよ、豊臣秀吉もね。すぐ滅んでますよ。
先祖が、菅原道真とか上杉謙信ならまだいいですよ。普通のおっちゃん、おばちゃんを大結集させてなんかできるんですか？。仮に、霊感商法でお墓を立派にして、誰が力を与えるんですか？。天帝とか道教系の神様を仏式のお墓に下ろすんですか？。
そもそもお釈迦様って、王位を捨てて悟ったわけです。現世利益をモロに否定してますよ。真言宗でも現世利益はサブですよ、方便。曼陀羅って何ですか？金剛曼陀羅は、人々の救済。胎蔵曼陀羅はどうやったら人々を救済できるか思案している。真言宗で、一体になる仏さんって人々の救済と救済方法を考え続けている方々ですよ。
現世利益は否定していないだけで、真言宗は仏に、真言宗に限らず全ての仏教のテーマは仏になることですよ。その仏教のお墓で、家運向上を実現するって、どんな仏教なんですか？だから、お墓を使った霊感商法なんですけど。
林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」（日本文芸社）、「この通りにすれば受験にうかる」（たちばな出版）
