林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

内閣不信任案にあえて、林雄介が反対する理由。

いつもありがとうございます。林雄介です。本をお読みいただき、また、ブログにご訪問頂き、お支え頂き本当にありがとうございます。m(_ _)m

私は、おそらく明日、提出され場合によっては可決、総選挙になるであろう内閣不信任案に反対します。

なぜなら、無意味だからです。

私は小泉純一郎氏の郵政解散内容証明を送り反対しました。だから武部さんが名前を覚えているのかもしれません。

しかし、劇場型選挙で小泉自民党は大勝し、規制緩和や自己責任に基づく競争原理の導入がなされ、私が指摘し続けたように、格差社会が誕生しました。その結果、民主党政権交代が行われ、また、民主党から自民党等に政権交代を行おうとしているのです。
何回、政権交代しても政治がよくなることは絶対にありません。そもそも政治家やリーダーに世の中を託すという考え方そのものが間違っているのです。

政治家を選んでいるのは国民です。国民のインテリジェンスの平均値が今の国会であり内閣です。国民のインテリジェンスの平均値を上げなければ、政治家の質は絶対に変わらないのです。

孔子が自分自身が仕官し官職に就くのをやめて、教育に方向転換したのも、おそらくは同じ理由です。

政治家を変えなくても、国民一人一人が学問し、賢くなれば、政治家の質があがりよい国になります。逆に、国民一人一人が学問せず、賢くならず選挙を続けても姿形を変えた同じ水準、同じ質の政権ができるだけなのです。

これが、大衆社会の議会民主性の良いところでもあり、怖いところでもあるのです。

政治は選挙で変えることは絶対にできません。皆さん一人一人が学び向上し続けるプロセスの中でだんだん良くなっていくのです。学問の道によってしか、政治を良くすることはできません。選挙なんか無駄遣いでしかない、イベントです。
皆さんが学び賢くなれば、自然に国も政治も良くなるのです。このやり方、この道、以外で何回、選挙をやっても愚民政治から抜け出すことは不可能なのです。
林雄介with,you。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)