林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

中身を理解するための勉強と試験に受かるための勉強。(=^▽^=)行政書士試験。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

ちょっと、行政書士と社労士を例に勉強法について久しぶりに書きます。

まず、勉強には理解するための勉強と実務のための勉強があります。実務のための勉強は、例えば年金や保険の事務をやっていて、社労士のテキストを使って勉強している。この場合は実務に必要な使えるレベルで理解できればよいのです。
で、私の本は公務員向けなので補足すると、行政書士を実際に受けようと思った、行政書士試験って実務の試験じゃありませんよ。理解する必要はありません。受かってから、行政書士用の実務要項をみて理解したらいいんです。試験委員の主観があるんですよ、法解釈も…。ですから、行政書士試験の参考書ではカバーしきれない問題もあります。なら、なぜ過去問題中心でやるのか?。極論すれば、理解できていなくても問題さえ解ければよいからです。参考書を完璧に理解しても問題が解けなかったら無意味ですね。
そして、判例や法令は慣れなんです。読み慣れていないから難しいと思うわけ。あとは、ハッキリ言えば、予備校が商売にするために難しいって錯覚させてるんですよ。まず、試験は誰でも受かるもんなんだって、意識の壁を破らないと。

法令と判例。で、試験委員対策はいらないと思うんですが、どうしても気になるなら、試験委員はネットで公表されていますから試験委員の本を読んだらそこから出てますよ。基本は全ての試験が司法試験と国Ⅰと同じ仕組みです。難易度が違うだけです。

行政書士の独特の変な問題、あれは解けなくていいと思いますが、試験委員の著作を図書館で借りて読んだらいいんです。実務教育の公務員向けの判例を覚えたらいいですね。憲法有斐閣でもいいし。行政書士試験で、国Ⅰより難しい判例なんか出せませんから、公務員試験用の判例を覚えたら対応できます。行政書士試験用の判例は短すぎて、ストーリーで覚えられないですね。

林雄介with,you。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)。