林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

読書嫌いが、誰でも簡単にすぐ多読できるようになる秘訣。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

速読とかフォトリーディングとか昔から速読術って、一つのビジネス・カテゴリーだと思うんですね。みんな多読したいと。

私は、速読はできません。正確には、「できるけど、速読する必要がある本や文章は読む価値がないと思う」ので読みません。本はゆっくり、何回も読んだらいいんですよ。浅見光彦なら、「お兄さんが刑事局長とわかる」とこだけ、カポーティの冷血は「アスピリンルートビア」、「リンゴとミルク」、「空き瓶を拾ってホットケーキ」を食べる、そういう食べ物シーンだけ読んで、殺人シーンは2回目以降は飛ばすと。かのこんは、フライドチキンを食べるとこを読むと。

「本はゆっくり、何回か読んだら覚えます。」人間は忘れますよ、たまに「本の感想やブログの感想」を私に言う人がいますが、いちいち自分で何を書いたかなんか覚えていないです。作者が覚えていないことを、読者が1回読んだだけで理解したり覚えられるわけがない。

多読も大事です。本に書いたように、芥川賞とか直木賞をとったまあ30年以上前の全集化された小説、例えば、石原慎太郎さんも含めて中学時代に全集で名前を知らないような作家も読んでいますが、覚えられるわけない。何回か読んだ作品は言えますよ、白い巨塔とか闘牛とか…。しかし、本にも相性があるからフィーリングがマッチしたときしか読めないですよ。ドラッカーでも大学1、2年に全巻読みましたが、今は興味がないから読めないですよ。

「つまり、興味がある本を読む」で、去年、吉川英治さんの小説を初めて読んだんです。全然、読めないですよ。吉川英治独特の文体だから。で、2巻、3巻と読んでいくうちに慣れてきて何種類か読みました。多読の秘訣は、学者もそうなんですが川勝平太先生、「今西錦司と海洋史観だけ」、10冊くらい読んだらエッセンスがあるわけ。「同じ作者の本を何冊か読めば、大事なことは何回か繰り返し出てきますから、覚えますよ。」

林雄介with,you。

日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の教育に役立つ健全図書。↓。
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