林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

仕組みを改善せずに、人間を改善すること。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。林雄介です。今日もお疲れ様でした。(=^▽^=)

どうやったら貧困がなくせるんでしょうね?。いろんな理論がありますよ、ありますが最後は、「富の分配、所得の分配」の問題でしかありません。

まず、産業革命の頃にロバート・オーエンが出てきて、成金なんですが、「共同体で均等に生産物を分け合う農場」を作って失敗しました。それを受けて資本論が出てきたんですよ。
しかし、ソ連崩壊、中国の自由経済への移行でわかるようにやはり、共産主義は失敗するわけです。
過去の失敗は、人間の欲望を否定しているんですよ。人間は欲望がある、ですから、欲望を肯定して貧困をなくしていかないといけないんですね。

結論から言えば、働いた分だけ収入になることが望ましく、また、格差はあった方がいいんです。ロンドンで若者の暴動が起こっていますが、社会が向かう大きな方向性は全ての人が希望が持てるモデルであればよいのです。基本的に、大多数の人は、普通のありきたりな平凡な幸せを望んでいるはずです。ですから、その普通のありきたりな平凡な幸せは満たしましょう。最終的にはマクロでは、世界政府を作ります。で、世界政府ができたら、みんなが幸せになるんじゃない。今までの革命のパターンがそうでした。みんなが幸せになるプロセスの中で世界政府を作るのです。
学問をしたら食べられるようにする。そして、世界政府では全地球人に博士号をとらせます。これを義務づけます。経済学の大前提である合理的な判断ができる理知的な地球人になれば、富の分配はどんなやり方で分配しても合理的で平等になるんですよ。

社会システムを実際に運営するのは人間だから、仕組みや制度を変えても人間が変わらなければ、いい社会なんか作れない。人間が改善されれば、どんな社会システムでも人間は幸せになれるんですよ。

林雄介with,you。

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