林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

どういう近未来を実現するのか?。1、(=^▽^=)。知的労働より肉体労働が尊いのです。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)、皆様、今日もお疲れ様でした。

繰り返しになりますが、近未来のビジョンを書きますね。

まず、政治家は有権者の平均値なんです。ですから、政治を良くするには選挙では無理なんです。全ての人が賢くなることによってのみ、ベターな政治が実現できるのです。ですから、学問の振興が第一政策になるのです。これは、私がどのような立場にあろうと貫かなければいけない課題です。

次に、歴史的にベターな政治について考えてみましょう。まず、ギリシア、ローマ時代は賢人も出てきたんですね。しかし、ギリシアもローマも奴隷による労働力を前提にした社会でした。ですから、全ての人が賢くなる道ではなく、パンとコロセウム、体臭愚民政治になってしまったのです。ここで皆さんに着目していただきたいのは奴隷に依存した社会だった、つまり肉体労働軽視社会であったのです。大切なことを言いますよ。私の本で禅宗の話をよく書く理由です。
「知的労働は、カッコイいという幻想を捨てること」、西洋人の労働観はキリスト教原罪思想に基づくものです。アダムは労働という苦しみを神から負わされたのです。しかし、そんなものはないのです。労働は苦しみではなく楽しみです。古事記で神様が働いているように、労働は学びなのです。労働が苦しみなら、天使、キリスト教で出てくる天使、こまめに働いていますがあれは苦役なのか?。つまり、労働=苦役ではなく、学びであるのです。それを体系化したのが禅宗です。禅宗は仏の実践として労働をしているのです。仏性の発露ですから悟るためではない、道元さんの解釈なら仏性の発露が労働なのです。キリスト教でもカルビン派の労働観は神への信仰実践です。ですから、資本主義が発達したというのがウェーバーの考えるところです。いずれにしても、肉体労働は本来は、最も神に近く知的労働は神から遠ざかるのです。正確には、肉体労働と知的労働両方の要素が必ず必要なのです。

続く。
林雄介with,you。

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